クック諸島
日・クック諸島外相会談
令和6年2月11日


現地時間2月11日午後4時40分(日本時間同日午後1時40分)から約25分間、太平洋・島サミット(PALM)第5回中間閣僚会合出席のため、フィジー共和国のスバを訪問中の上川陽子外務大臣は、ティンギカ・エリカナ・クック諸島首相特使兼外務移民大臣兼海洋資源大臣兼議会サービス担当大臣(Hon. Tingika Elikana, Special Envoy to the Prime Minister, Minister of Foreign Affairs and Immigration, Marine Resources and Parliamentary Services, Cook Islands)との会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、上川大臣から、昨年のG7広島サミットに太平洋島嶼国を代表してブラウン首相が参加し、議論に貢献されたことに謝意を述べつつ、二国間会談等を通じて貴国との関係が一層緊密になった旨述べました。また、中間閣僚会合の共同議長であるクック諸島のリーダーシップに感謝するとともに、両国の「キズナ」に加え、共通の価値及び原則に基づく協力関係を一層強化していきたい旨述べました。
- 上川大臣から、世界が歴史の転換点にある中、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を維持・強化し、人間の尊厳が守られる世界を確保していく必要がある旨述べました。また、こうした認識の下、双方は、共同議長の立場から中間閣僚会合が目指すべき成果について議論しました。
- 両者は、クック諸島の優先課題を踏まえた連結性強化のための協力などについて意見を交わしました。
- 両者は、本年開催予定のPALM10に向け、緊密に連携していくことで一致しました。
- なお、能登半島地震に関連し、被災地の復興を願い、上川大臣から金沢箔の小箱を贈呈しました。