オーストラリア連邦
日豪首脳電話会談
令和3年2月25日
2月25日午後3時30分から約40分間、菅義偉内閣総理大臣は、スコット・モリソン・オーストラリア連邦首相(The Hon Scott Morrison, MP, Prime Minister of the Commonwealth of Australia)と電話会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 両首脳は、昨年のモリソン首相の訪日は大変充実したものであり、引き続き「特別な戦略的パートナー」である日豪両国が安全保障や経済等の幅広い分野で更に具体的な協力を推進していくことで一致しました。また、日豪両国は、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて二国間の協力及び米国やASEANとの連携を進めていくこと、さらには日米豪印の協力を着実に進めていくことで一致しました。
- 両首脳は、地域情勢についても意見交換を行い、ミャンマー情勢について重大な懸念を有していることを確認するとともに、引き続き緊密に連携していくことで一致しました。
- 両首脳は、東シナ海・南シナ海における一方的な現状変更の試みについて深刻に懸念し、引き続き緊密に連携していくことで一致しました。その中で、菅総理大臣から、中国の海警法について深刻な懸念を表明しました。また、両首脳は、香港・新疆ウイグル自治区の人権状況について共に深刻な懸念を示しました。
- 両首脳は、北朝鮮についても意見交換を行い、その中で、モリソン首相から、引き続き拉致問題についての日本の取組に対する支持の表明がありました。
- モリソン首相から、東京オリンピック・パラリンピック競技大会の準備が順調に進展していることにつき賞賛したい旨述べたのに対し、菅総理大臣から、支持に感謝する旨述べました。