オーストラリア連邦
日豪首脳会談
令和5年11月17日


現地時間11月17日午前10時40分(日本時間18日午前3時40分)から約25分間、APEC首脳会議に出席するために米国サンフランシスコを訪問中の岸田文雄内閣総理大臣は、アンソニー・アルバニージー・オーストラリア連邦首相(The Hon. Anthony Albanese, MP, Prime Minister of the Commonwealth of Australia)と日豪首脳会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、岸田総理大臣から、国際情勢が益々厳しく複雑化する中、「自由で開かれたインド太平洋」に向けた同志国連携の中核である日豪両国が、戦略的課題について緊密に意思疎通を行うことが、ますます重要になっている旨述べました。
- 両首脳は、それぞれの中国との首脳会談の結果を踏まえつつ、インド太平洋地域の諸課題、さらにイスラエル・パレスチナ情勢などの喫緊の国際情勢について意見交換を行い、引き続き日豪両国で緊密に連携していくことで一致しました。
- 両首脳は、太平洋島嶼国の持続可能で強靭な発展を支援していくことを確認しました。また、ALPS処理水の海洋放出に関し、先般のPIF域外国対話の結果を踏まえ、岸田総理大臣から、これからもモニタリング結果など科学的根拠に基づく丁寧な説明を継続し、安心感を高めていく旨述べ、アルバニージー首相から日本の取組への評価が改めて述べられました。
- 両首脳は、環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定(CPTPP)について、戦略的な観点も踏まえて率直な議論を行い、引き続き緊密に連携していくことを確認しました。
- 両首脳は、核・ミサイル問題や拉致問題を含む北朝鮮への対応において、引き続き緊密に連携していくことを確認しました。