オーストラリア連邦

日豪首脳会談

平成28年9月7日

ASEAN関連首脳会議出席のためラオスを訪問中の安倍総理は,9月7日(水曜日),午後2時15分(日本時間午後4時15分)過ぎから約55分間,ターンブル・オーストラリア首相と会談したところ,概要は以下のとおりです。

1 冒頭

(1)ターンブル首相から,7月の参議院選挙勝利に祝意を表するとともに,法の支配等の原則を共有する日豪両国の特別な戦略的パートナーシップは,経済,戦略,安全保障等幅広く,あらゆるレベルで強化され,地域の平和,安定及び成長に貢献している,こうした時代の両国の首脳として,更に関係を強化していきたい旨述べました。

(2)安倍総理からは,7月の豪州連邦議会総選挙勝利及びターンブル首相の再任に祝意を表するとともに,特別な戦略的パートナーシップを更に発展させ,地域の平和と繁栄のため協力できることをうれしく思うと応じました。また,安倍総理から,東アジア情勢が厳しさを増す中での価値を共有する両国の協力は地域の平和と安全につながるものである,G20で議論された不透明感を増す世界経済の中での両国の協力も重要であり,今回の東アジア・サミットで成果を得るためにも,ターンブル首相と協力していきたい旨述べました。

2 二国間関係

(1)両首脳は,アジア太平洋地域の安全保障環境が厳しさを増す中,日豪,日豪米の安全保障・防衛協力の強化が不可欠との認識を共有し,協力の一層の促進で一致しました。

(2)また,両首脳は,日豪経済連携協定(EPA)の順調な運用を歓迎し,来年の日豪通商協定署名60周年に向けイノベーション分野を含め両国の交流を更に深めていくことで一致しました。

3 地域・国際情勢

(1)両首脳は,アジア太平洋地域全体の戦略環境について,幅広く議論しました。その中で,中国についても話が及び,安倍総理からは,東シナ海情勢と最近の日中関係について説明しました。

(2)両首脳は,南シナ海情勢について意見交換を行いました。両首脳は,ルールに基づく秩序を維持し国際法を尊重する重要性,現状を変更し緊張を高め得る強制的な一方的行動に対して強く反対すること,及び7月12日の仲裁判断を含む国際法にしたがって平和的に解決されるべきであるなどの従来の共通の認識を再確認しました。

(3)両首脳は,北朝鮮の相次ぐ挑発行動に対し,国際社会は断固たる対応をとるべきであり,安保理決議の厳格な履行等を通じ,圧力を強化すべきとの点で一致しました。また,安倍総理から,拉致を含む北朝鮮の人権・人道問題の解決に向け,引き続き豪州の理解と協力を期待する旨述べました。

(4)両首脳は,東アジア・サミットにおける連携を確認し,上記の課題やTPP等について,今後も緊密に協力することを再確認しました。

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