大洋州

平成26年9月24日
(写真提供:内閣広報室)
 9月24日(水曜日)13時22分(日本時間25日(木)午前0時22分)から約50分間,国連総会出席のためニューヨークを訪問中の安倍内閣総理大臣は,トニー・アボット・オーストラリア首相(The Hon Tony Abbott, Prime Minister of Australia)との間で日豪首脳会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。

冒頭

(1)安倍総理から、本年7月のオーストラリア訪問につき改めて感謝の意を伝えたのに対し、アボット首相から、安倍総理をオーストラリアの重要な友人としておもてなししたものである旨述べました。

(2)また、安倍総理から、今月開催された「女性が輝く社会に向けた国際シンポジウム」について説明し、アボット首相は安倍総理のイニシアティブを評価する旨述べました。

二国間関係

(1)安全保障・防衛分野における協力に関して、安倍総理は共同運用と訓練の円滑化に関する協定について、できるだけ早期に調整を開始したい旨述べました。

(2)また、両首脳は、日豪EPAの早期発効を目指すこと、TPPについては早期妥結を目指して日豪間で引き続き連携することを確認しました。

地域情勢及び国際場裡における協力

(1)イラク情勢について、アボット首相から、「イラク・レバントのイスラム国」(ISIL)に対抗する国際社会の取組に対する豪の追加貢献について説明し、安倍総理からは、我が国の約2550万ドルの追加支援について説明しました。

(2)また、両首脳は、日米豪や日豪印といった三か国間の協力の重要性についても改めて確認しました。

(3)さらに両首脳は、日豪が連携して太平洋地域において協力を行うことの重要性を再確認しました。

(4)安倍総理から、来年5月に福島県いわき市で開催される第7回太平洋・島サミット及び来年3月に仙台市で開催される第3回国連防災世界会議につき紹介したのに対し、アボット首相は日本の取組を評価する旨述べました。

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