大韓民国
日韓首脳電話会談
平成29年5月30日
本30日午後5時45分頃から約15分間,5月29日の北朝鮮による弾道ミサイル発射を受け,安倍晋三内閣総理大臣は,文在寅(ムン・ジェイン)韓国大統領との間で電話会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。
- 両首脳は,29日の弾道ミサイル発射を含む,北朝鮮による相次ぐ挑発行動は断じて容認できないとの認識を共有するとともに,国連の場を含め,日韓,日韓米で緊密に連携し,強力な対応が必要であることや,日韓,日韓米で安全保障協力を進めていくことを確認しました。
- また,安倍総理大臣からは,北朝鮮とは対話のための対話では意味がなく,今は北朝鮮に圧力をかけていくことが必要であること,北朝鮮問題への対処に当たっては中国の役割が極めて重要であることを述べました。これに対し,文在寅大統領からは先般のG7サミットで北朝鮮問題に関し強力なコミュニケの発出に向けて安倍総理大臣が主導的役割を果たされたことについて,感謝し,評価するとの発言がありました。両首脳は引き続き,北朝鮮情勢等につき緊密に意思疎通していくことで一致しました。