大韓民国
日韓首脳会談
令和5年11月16日


現地時間11月16日午前10時55分(日本時間17日午前3時55分)から約35分間、APECリーダーズウィーク出席のため米国サンフランシスコを訪問中の岸田文雄内閣総理大臣は、尹錫悦(ユン・ソンニョル)韓国大統領と日韓首脳会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、岸田総理は、前回9月のインドでの会談から本年7回目となる今日の会談までの間にも世界情勢がめまぐるしく動く中、イスラエルからの自国民出国に際して日韓の緊密な協力が行われたことは大変心強い動きであった旨言及しました。また、これまで、ユン大統領と共に、政治・安全保障・経済・文化など様々な分野で日韓の協力を動かしてきており、この歩みを更に前に進めたい旨述べました。
- 両首脳は、日韓政府間の対話が、閣僚級はじめ多層的に充実してきているとの見解を共有しました。また、10月に行われた日韓外務次官戦略対話をもって、本年3月に首脳間で一致した対話が全て実現したことを歓迎しました。
- 両首脳は、日韓・韓日議員連盟や日韓・韓日協力委員会の合同総会、日韓知事会議、「日韓交流おまつり」等に言及しつつ、民間を含め、両国間で引き続き重層的で活発な交流が行われていることを歓迎しました。
- 両首脳は、グローバルな課題についても日韓の連携が強化されていることを歓迎しました。間もなく日韓が共に国連安全保障理事会メンバーとなることも念頭に、両首脳は、インド太平洋における自由で開かれた秩序の維持強化、中東情勢、ロシアによるウクライナ侵略への対応等、様々な面で緊密に意思疎通していくことで一致しました。また、両首脳は、北朝鮮による核・ミサイル活動の継続を始め、現下の北朝鮮情勢について率直な意見交換を行い、拉致問題を含む北朝鮮への対応において、日韓・日韓米が緊密に連携していくことを確認しました。
- 両首脳は、首脳を含むあらゆるレベルで頻繁な意思疎通を継続していくことを確認しました。