大韓民国
日韓外相会談
令和3年9月23日

現地時間9月23日午前10時(日本時間9月23日午後11時)から約50分間、国連総会出席のため米国ニューヨーク滞在中の茂木敏充外務大臣は、鄭義溶(チョン・ウィヨン)韓国外交部長官との間で日韓外相会談を実施しました。
- 両外相は、北朝鮮への対応を始め、地域の安定にとって日韓・日米韓協力が重要であることを改めて確認した上で、両国間の懸案を含む二国間関係について率直な意見交換を実施しました。
- 茂木大臣から、先般の弾道ミサイル発射を含め、北朝鮮による最近の核・ミサイル活動は、日本、地域、国際社会の平和と安全を脅かすものであるとし、北朝鮮の完全な非核化に向けて、外交的な取組の強化、安保理決議の完全な履行及び地域の抑止力強化の観点から、日韓、日米韓の連携を一層進めていきたい旨述べました。両外相は、北朝鮮情勢について引き続き緊密に連携していくことで一致しました。また、茂木大臣から、拉致問題に関する引き続きの理解と協力を求め、鄭長官から支持を得ました。
- また、両外相は、旧朝鮮半島出身労働者問題や慰安婦訴訟判決、その他の両国間の問題についてやり取りを行いました。その中で、茂木大臣から、これらの問題に関する日本の一貫した立場をしっかりと伝達しつつ、韓国側に適切な対応を改めて求めました。鄭長官からは、これらに関し、韓国側の立場に基づく説明がありました。
- 両外相は、今後とも、日韓関係を健全な関係に戻し、その上で幅広い分野で協力できるようにすべく、外交当局間の協議や意思疎通を加速していくことで一致しました。