中華人民共和国
岩屋外務大臣の中国・北京市在留邦人との懇談会
令和6年12月25日
現地時間12月25日17時(日本時間18時)頃から約1時間、中華人民共和国・北京を訪問中の岩屋毅外務大臣は、在留邦人と懇談したところ、概要以下のとおりです。
- 岩屋大臣から、日中の人的交流及び民間交流は日中関係の基礎であり、このために尽力されている在留邦人の活動に対して敬意を表しました。また、岩屋大臣から、在留邦人の保護は外務省の最重要業務であるとして、本日の日中外相会談においても在留邦人の安心・安全確保を強く求めた旨述べつつ、政府として引き続きしっかり取り組んでいく旨を説明しました。さらに、岩屋大臣から、透明・予見可能かつ公平なビジネス環境の確保や日系企業の正当な経済活動の保障についても、本日の外相会談で王毅部長に働きかけた旨述べつつ、政府として中国における日系企業の活動を全面的に支援・協力していく考えを伝えました。
- あべ文部科学大臣から、在留邦人が現地で日本と中国の架け橋となり、経済、文化、教育の各分野で多大なる貢献をされていることに感謝を示しました。また、人的交流の推進を通じて在留邦人の活動を後押ししていくとともに、日本人学校のよりよい環境整備のために引き続き政府として支援・協力していきたい旨を述べました。
- 在留邦人の方々からは、邦人拘束事案や蘇州及び深圳での日本人学校児童等の殺傷事件などに対する受け止め、中国における生活環境や経済活動、日中間の人的往来の状況など、それぞれの立場から課題や要望が述べられ、活発な意見交換が行われました。