モンゴル国

平成30年8月28日

 本28日,モンゴル国を訪問中の薗浦健太郎内閣総理大臣補佐官は,オフナー・フレルスフ首相を表敬したほか,ダムディン・ツォグトバータル外相と会談を行いました。また同日,薗浦補佐官は,防衛省がモンゴル国軍に対して実施している能力構築支援(注)の修了式典及び自衛隊記念日レセプションに出席したところ,概要は以下のとおりです。

  1.  モンゴル要人との会談では,薗浦補佐官から,日本とモンゴルの「戦略的パートナーシップ」を更に発展させるため,ハイレベル交流や安全保障・防衛交流を始めとする様々な分野における協力を強化していくことが重要である旨述べ,モンゴル側とも認識の一致を見ました。また,薗浦補佐官から「自由で開かれたインド太平洋戦略」を含む日本の外交・安全保障について説明をし,モンゴル側の理解を得ました。さらに,北朝鮮情勢について,双方は,関連安保理決議の完全な履行が必要不可欠である点で一致したほか,薗浦補佐官から,拉致問題の早期解決に向け,モンゴルからの引き続きの理解と協力を求めました。
  2.  また,薗浦補佐官は,防衛省がモンゴル国軍に対して実施している能力構築支援(注)の修了式典に出席しました。同式典には,トゴーチ・ドラムドルジ国防副大臣を始めとするモンゴル国防省・軍関係者が出席し,本年の施設分野における事業に参加したモンゴル国軍関係者を労いました。
  3.  自衛隊記念日レセプションには,ニャマー・エンフボルド国防大臣,ドラムスレン・ダワー参謀総長を始め,各国外交団,モンゴル国軍における日本留学経験者等,約90名が参加しました。モンゴル国軍からは,これまで,50名を超える人材が日本に留学しており,薗浦補佐官は日本留学経験者に対し,モンゴル国軍における今後の一層の活躍への期待を表明しました。

 (注)人道支援・災害救援や国連平和維持活動等の分野において,他国のニーズを踏まえ,他国軍又は軍関係機関の能力の構築を支援する防衛省の事業。モンゴルに対しては,施設分野においては平成26年以降,モンゴル軍工兵部隊の国連平和維持活動派遣に必要な道路構築分野に関する人材育成支援を実施しており,衛生分野においては平成24年以降,災害医学等に関連する事業を実施してきている。


モンゴル国へ戻る