モンゴル国
武部勤総理特使のモンゴル民主化25周年記念式典出席
平成27年7月31日
武部勤総理特使(元衆議院議員、元農林水産大臣)は、7月29日(水)にモンゴル国の首都ウランバートルで開催されたモンゴル民主化25周年記念式典に総理特使として参列するために、7月28日から31日までモンゴル・ウランバートルを訪問したところ、同式典及びモンゴル要人と個別に行った会談の概要は以下のとおり。
- 1 民主化25周年記念式典(29日)
- 2 エルベグドルジ大統領への表敬(30日午後)
- 3 サイハンビレグ首相への表敬(30日午後)
- 4 ジグジッド鉱業大臣との会談(30日午後)
- 5 プレブスレン外務大臣との会談(31日午前)
- 6 その他
1 民主化25周年記念式典(29日)
民主化記念式典は、29日、市内のシャングリラホテル会議場にて開催された。同式典は、1990年7月29日にモンゴルが民主化後初めての民主的選挙を行って25周年を記念するものであり、武部総理特使の他、ハマチェク・チェコ下院議長、李明博韓国前大統領等外賓の列席の下、エルベグドルジ大統領及びサイハンビレグ首相の演説、安倍総理をはじめとする外国首脳等からのビデオメッセージ紹介などが行われた。
2 エルベグドルジ大統領への表敬(30日午後)
(1)武部総理特使から、モンゴル民主化25周年に祝意を表するとともに、安倍総理からの親書を手交した。
(2)武部総理特使は、安倍総理との間の極めて緊密な友好・信頼関係に触れつつ、民主化以降の日モンゴル関係の発展を牽引してきた大統領のリーダーシップに敬意を表する旨述べ、今後も民主主義の価値観を基礎としながら引き続き協力していくことが重要である旨述べた。
(3)武部総理特使は、北朝鮮にかかる問題に対してモンゴルが努力していることに敬意を表するとともに、拉致問題解決は日本の悲願である旨言及し、引き続きの協力を要請した。
(4)エルベグドルジ大統領からは、今次式典に際して、日本から古くからの友人である武部総理特使が参加したこと、安倍総理より送られた心からの温かいビデオメッセージに謝意を表し、安倍総理のモンゴル訪問をあらためて招請するとともに、今後も引き続き日本との関係を発展させるために協力を深めていきたい旨述べた。
(2)武部総理特使は、安倍総理との間の極めて緊密な友好・信頼関係に触れつつ、民主化以降の日モンゴル関係の発展を牽引してきた大統領のリーダーシップに敬意を表する旨述べ、今後も民主主義の価値観を基礎としながら引き続き協力していくことが重要である旨述べた。
(3)武部総理特使は、北朝鮮にかかる問題に対してモンゴルが努力していることに敬意を表するとともに、拉致問題解決は日本の悲願である旨言及し、引き続きの協力を要請した。
(4)エルベグドルジ大統領からは、今次式典に際して、日本から古くからの友人である武部総理特使が参加したこと、安倍総理より送られた心からの温かいビデオメッセージに謝意を表し、安倍総理のモンゴル訪問をあらためて招請するとともに、今後も引き続き日本との関係を発展させるために協力を深めていきたい旨述べた。
3 サイハンビレグ首相への表敬(30日午後)
(1)武部総理特使から、民主化25周年に祝意を表し、モンゴルの民主化と市場経済化以降の我が国の一貫した支援を経て、現在では我が国にとって、基本的な価値を共有する地域のかけがえのないパートナーとなっている旨述べ、自ら日モンゴル議連会長を務めた経験から、政府のみならず、議会間、議員間での交流の強化も重要である旨述べた。また、モンゴル経済が発展するためには政治的な安定や決断力が極めて重要であり、首相のリーダーシップに期待する旨述べた。
(2)サイハンビレグ首相からは、今年2月に自らの訪日の際に日モンゴル経済連携協定(EPA)の署名が実施できたこと、また早期発効のために国内法の整備に努める旨述べるとともに、日本との関係の重要性からも、今後、特に経済関係を中心に両国で具体的な成果を出せるよう協力を進めていきたい旨述べた。
(2)サイハンビレグ首相からは、今年2月に自らの訪日の際に日モンゴル経済連携協定(EPA)の署名が実施できたこと、また早期発効のために国内法の整備に努める旨述べるとともに、日本との関係の重要性からも、今後、特に経済関係を中心に両国で具体的な成果を出せるよう協力を進めていきたい旨述べた。
4 ジグジッド鉱業大臣との会談(30日午後)
(1)武部総理特使は、古くからの友人であり、駐日大使を務めた知日派・親日派のジグジッド大臣がモンゴル経済発展の基幹となる鉱業分野を所掌する大臣に就任したことを歓迎し、今後の両国の鉱業分野における協力の進展に期待している旨述べた。
(2)また、双方は、モンゴルの大規模鉱山開発などに関して意見交換を行った。
5 プレブスレン外務大臣との会談(31日午前)
(1)武部総理特使は、旧知のプレブスレン外務大臣との再会を嬉しく思う旨述べた上で、このモンゴル民主化25周年を好機に日モンゴル関係を更に前進させることは意義深い旨述べた。
(2)プレブスレン外務大臣からは、二国間及び国際場裏におけるモンゴルの今後の外交方針等について言及があった。
(2)プレブスレン外務大臣からは、二国間及び国際場裏におけるモンゴルの今後の外交方針等について言及があった。
6 その他
武部総理特使は、エンフボルド国家大会議議長主催昼食会、エルベグドルジ大統領主催晩餐会、プレブスレン外務大臣主催昼食会等に出席した他、戦後日本人抑留中死亡者慰霊碑への献花等を行った。