中華人民共和国

日中国交正常化45周年・中華人民共和国成立68周年記念レセプションにおける河野外務大臣挨拶

平成29年9月28日

  • 河野外務大臣挨拶1
  • 河野外務大臣挨拶2
  • 河野外務大臣挨拶3
皆さんこんばんは。外務大臣の河野太郎です。程永華大使閣下、御臨席の皆様、本日、これまで日中関係の発展に多大なる御貢献をされてきた皆様方と御一緒に、こうして日中国交正常化45周年、そして中華人民共和国成立68周年をお祝いできることを、心から喜ばしく思っております。
 
1972年9月29日、北京で日中共同声明が署名され、日中両国は歴史の新たな一頁を開きました。その1ヶ月後,日中両国の友好の証として、中国から日本へ、初めて2頭のパンダ、「カンカン」と「ランラン」が贈られました。今年、上野動物園は、パンダの赤ちゃん、「香」という字を2つ重ねて「シャンシャン(香香)」の誕生で再び祝賀モードになっています。この来場シールのパンダもきっと「シャンシャン」なんだと思います。私の女房は、かおりと申しますが、我が家は祝賀ムードであります。記念すべき年に誕生した「シャンシャン」が、日中友好協力の発展の共に、今後健やかに育っていくことを心から願っております。
 
この45年という歳月に思いを馳せる時、現在の日中関係は、数多(あまた)の先人達の努力の上にあることを改めて痛感いたします。我々は、こうした先人達の長期的な展望を持つ勇気と英知に敬意の念を表するとともに、彼らの思いと精神をしっかり受け継ぎ、この大切な日中関係を次の世代につないでいかなければなりません。
 
日中両国は、「一衣帯水」の隣国です。国際情勢がいかに変わろうとも、日中関係が両国にとって最も重要な二国間関係の一つであることに変わりはありません。
 
日中両国は、今やこの地域の平和と繁栄に、欠くことのできない大きな責任を共有しています。日本と中国が向き合ってお互いの立場について議論することも大事ではありますが、私は、そろそろ日中が肩を並べて、気候変動やあるいは感染症対策といった地球規模の課題に共に取り組むことが大事な時代に入っているのではないかと考えております。また、国際社会全体にとって喫緊の課題である北朝鮮問題についても、日中両国の連携を一層強めていく必要がございます。

日中関係は、本日御臨席の皆様の御尽力もあり、現在、間違いなく良い方向に進んでおります。先週、ニューヨークにおいて、王毅外交部長と2度目の外相会談を行いましたが、更なる関係改善を進め、安定した関係構築を進めていくことで一致するなど、今後につながる大変有意義な会談になったと思います。
 
両国の間には、経済はもちろん、環境や防災、少子高齢化など、協力できる分野がたくさんございます。また、青少年交流や観光を通じた相互の理解の促進も極めて重要です。これらは皆、日中関係の「未来への投資」です。「戦略的互恵関係」の考えの下、大局的な観点から、日中関係を一層発展させていくためにも、私もできるだけ早い時期に中国を訪れ、中国の皆様と胸襟を開いて、具体的な協力の在り方を議論してまいりたいと思っております。
 
最後になりましたが、本日のレセプションにお招きいただいた程永華大使閣下に対して心から感謝の意を申し上げるとともに、日中関係の更なる発展、御臨席の皆様の益々の御発展を祈念申し上げまして、挨拶とさせていただきます。ありがとうございます。

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