世界の医療事情

モザンビーク

令和6年10月1日

1 国名・都市名 (国際電話番号)

 モザンビーク共和国(国際電話番号258)

2 公館の住所・電話番号

在モザンビーク日本国大使館
住所:Av. Julius Nyerere, n˚2832, Maputo
電話:(21)-499-819、(21)-499-820
ホームページ:在モザンビーク日本国大使館別ウィンドウで開く

(注)毎週土曜日、日曜日休館。その他の休館日は、暦年ごとに当館ホームページにてご案内しています。

4 衛生・医療事情一般

 当国は南半球に位置しており、国土は南北に長く拡がっています。北部は熱帯気候に、南端に位置する首都マプトは亜熱帯気候に属します。雨季(10から3月頃)と乾季(4から9月頃)に分かれ、雨季には高温多湿の日が続きます。一方、乾季は比較的涼しく、朝夕は肌寒い日もあるので、この時期に旅行される際には上着の携行をお勧めします。特に、真冬7,8月頃の日没後は、ダウンジャケットなどの防寒着が必要な時もあるので、ご注意ください。

 公用語はポルトガル語で、公立病院では英語がほとんど通じません。マプト市内の一部の民間病院では英語も通じますが、スタッフ全員が英語を理解するわけではありません。日本語で利用可能な医療施設は皆無です。また、当国は公的医療保険制度が整備されておらず、医師数も非常に不足しているため、評判の良い医師や専門医の診察を希望する場合は、まず病院に診療日や診療時間を確認の上、予約する必要があります。それでも長時間待たされることもあります。なお、民間病院においては、現金・クレジットカードによる前払いが原則です。

 医療水準は概して高いとは言えず、邦人の方々が安心して利用できる医療施設はほぼ無いのが実情です。但し、マプト市内には富裕層や在留外国人などを主な顧客としている民間病院がいくつか存在し、簡単な治療や検査のみなら利用可能です。しかし、長期間の入院や手術が必要な場合には十分対応できない場合もあるため、可能な限り隣国の南アフリカ等、医療先進国で治療を受けることをお勧めします。特に地方では病院設備・診療体制ともに貧弱です。緊急移送費は高額となるため、当国滞在中は海外旅行傷害保険等(なるべく高額の保障を伴うもの)に加入して病気や怪我に備えてください。

 衛生面において、当国の水道設備の管理能力は十分とは言えず、また家庭内の配管や貯水槽の管理も不適切なことがあるため、飲用には市販のミネラル水をお勧めします。ただし、品質の劣る製品も出回っており、購入時にはキャップが既に開封されていないか等もご確認ください。なお、欧米製の浄水器が市販されており、長期滞在時には購入もご検討ください。また、当地の食品衛生管理は信頼できないことがあるため、屋台や小さな食堂等の衛生環境が不十分と思われる場所での飲食は控えた方が良いでしょう。提供される氷や乳製品にも注意してください。特に雨季は細菌が繁殖し易いので気を付けてください。

5 かかり易い病気・怪我

(1)感染性胃腸炎(旅行者下痢症)

 原因となる病原体は、細菌、ウイルス、原虫、寄生虫と様々です。細菌性では、サルモネラ菌(日本でも発症しうる食中毒原因菌であり、また腸チフスの原因菌でもあります)、腸炎ビブリオ菌、病原性大腸菌及びブドウ球菌等に加え、細菌性赤痢、コレラ等に罹患する可能性があります。特に、コレラは毎年雨季を中心に流行します。これらは食事や飲み水、食器、不潔な手指などから経口感染するので、食事前やトイレ使用後は良く手を洗う、生野菜は調理前によく洗浄する、生ものや加熱の不十分なものは摂取しない等の予防対策を、日頃から抜かりなく行うことが重要です。また、一般的な症状は下痢、悪心、嘔吐、腹痛、発熱等です。少量の下痢のみであれば、十分な水分摂取(電解質を含んだ経口補水液が望ましい)を行い、市販の整腸剤を内服して休養を取ってください。下痢止めの使用は病原体の排泄を妨げることがあるため、余りお勧めしません。しかし、大量の下痢、血便や粘血便、持続する高熱、強い吐き気や腹痛など重症化の兆しがある場合には、速やかに病院を受診してください。

(2)マラリア

 ハマダラカという蚊に刺されることで、マラリア原虫が体内に侵入して発症します。マラリアにも数種類ありますが、当国で圧倒的に多いのは、最も危険な熱帯熱マラリアで、迅速かつ適切な治療が施されないと短期間のうちに重症化し、死に至る可能性があります。年間を通じ、国内全域でマラリアに罹患する可能性があり、特に蚊が増える雨季には注意が必要です。世界保健機関(WHO)の推計では、国内感染者数は年間約1,000万人、死亡者数は2.2万人余りとされています。また、薬剤耐性(クロロキン耐性)熱帯熱マラリアも認められています。マラリアの主症状は高熱で、他に倦怠感、頭痛、筋肉痛、関節痛などを伴う事も多く、腹部症状や呼吸器症状が見られることもあります。マラリア流行地域に渡航中あるいは渡航後に発熱した場合、まずはマラリアを疑い受診行動を取ることが重要です。また、熱帯熱マラリアの潜伏期間(蚊に刺されてから発熱等の症状が出るまでにかかる日数)は平均12日と長く、当国を離れたり日本へ帰国したりした後に発症することがあり安心できません。発症時に適切な医療対応が期待できる首都マプト市以外に長期滞在する場合は、マラリア予防内服(マラロン、メフロキン等)についてもご検討ください。とは言え、最も重要かつ基本的な対策は、蚊に刺されないことの徹底です。特に、ハマダラカが活動する夜間には外出を控える、皮膚を露出しない、網戸や蚊帳などの防蚊対策が整った宿泊施設を選択する、蚊取り線香・殺虫スプレー・昆虫忌避剤を使用する等の予防策が重要です。

(3)交通事故による怪我

 近年の交通量増加に比例し、交通事故件数が激増し、死亡事故も多発しています。当国の医療水準の低さ、緊急搬送体制の脆弱さ、また輸血における感染リスクを考慮し、被害に遭わないように細心の注意を払ってください。

(4)HIV/AIDS

 当国のHIV感染率は非常に高く、国際連合エイズ合同計画(UNAIDS)の推計によると、2023年の新規HIV感染者は約8.1万人、AIDSによる死亡者は約4.4万人です。また、15から49歳における罹患率の全国平均は11.5%となっています。ウイルス保有者とのコンドーム等で防御しない性行為、汚染血液の傷口からの侵入、輸血や注射器事故等で感染する可能性があり注意が必要です。

(5)結核

 当国は、WHOによる世界結核高蔓延国の上位30か国に含まれており、2022年には年間11.9万人が新規感染したと推定されています。患者が咳やくしゃみをして喀出するしぶきに含まれる結核菌を直接吸い込むことによって感染するため、排気の悪い狭い空間で排菌患者と長時間接触しないよう注意してください。

(6)狂犬病

 狂犬病ウイルスに感染している動物(犬のみでなく猫、猿、狐、コウモリ、その他全ての哺乳類)に咬まれたり、傷口や粘膜を舐められたりすることで感染します。そして、平均1から3か月の潜伏期を経て、万一発症した場合はほぼ100%死亡します。国内全域で感染の危険があり、正確な数は不明ながら、年間1,300名以上が狂犬病で死亡しているという推測値もあります。予防策は、何より動物に近づかないことです。ペットであっても、予防接種を受けていない可能性も十分考えられるため、日本に居る時のように安易に信用しないでください。狂犬病の疑いのある動物に咬まれた場合には、直ちに傷口を石けんと流水でよく洗った上で病院を受診し、暴露後予防接種等について担当医師と相談してください。

(7)ウイルス性肝炎

 代表的なものとして、経口感染するA型肝炎と血液・体液を介して感染するB型肝炎があります。A型肝炎は上述の感染性胃腸炎(旅行者下痢症)と同様の衛生対策が必要です。また、B型肝炎は不適切な医療行為(輸血、注射、針治療)や入れ墨などで感染します。当地ではB型肝炎感染率が高く、カミソリや歯ブラシの共有でも感染する可能性があるためご注意ください。

(8)住血吸虫症

 アフリカに広く分布している寄生虫(ビルハルツ住血吸虫症等)による病気です。中間宿主である淡水巻き貝から出た幼虫(セルカリア)が生息している河、湖、沼などの淡水にヒトが入り、皮膚から感染します。2から12週間の潜伏期の後に、皮膚症状、発熱、頭痛、筋肉痛などが現れ、やがて、幼虫は成虫へと成長し、血管内で産卵することで、血尿、頻尿、排尿時痛、下痢、腹痛、血便、腎障害、肝硬変、腹水など全身の症状へと進みます。日頃の予防対策は、まず危険地域の淡水には入らないことです。ちなみに、海水や塩素消毒されたプールに住血吸虫類は生息しません。また、淡水に入ることが避けられない場合には、ゴム長靴、ゴム手袋などを着用すると効果的です。

(9)昆虫が媒介する様々な病気

 マラリア以外にも蚊、ブユ、ハエ、ノミ、シラミなどの昆虫が媒介する感染症に罹患する可能性があります。不衛生な場所での宿泊、屋外での活動の際には、これらの昆虫による刺傷に気を付けてください。

(注)当国は感染症流行時の調査体制が十分とは言えず、感染症流行情報が適切な時期に得られないことがあります。滞在中は当国のみならず周辺国の感染症流行状況にも注意を払うようにしてください。周辺国で大規模な流行が報じられている場合には、当国までも感染が拡がっている可能性を考慮して行動してください。

6 健康上心がけること

(1)熱中症

 高温多湿となる雨季には熱中症にかかり易くなります。無理な行動、過度な運動を避け、十分な休息をとりつつ頻繁に水分を摂るように努めてください。暑い日の外出時には、水だけでは無く、市販の経口補水液(電解質を含んだスポーツドリンクなど)の携帯もお勧めします。

(2)有害動物による咬傷

 当国には毒蛇、サソリ、また危険な海洋生物(サメ、有毒のクラゲ等)が生息しています。日常生活で被害に遭う可能性は高くはないと考えますが、サファリやダイビング参加時には十分な注意が必要です。

(3)紫外線

 夏季(10月から3月頃)の紫外線は非常に強く、長袖シャツや日焼け止めクリーム、サングラス、帽子等の携帯をお勧めします。

7 予防接種(ワクチン接種機関含む)

(1)赴任者に必要な予防接種(成人、小児)

 本邦から直接の入国時に義務付けられた予防接種はありません。しかし、アフリカ周辺の黄熱汚染国から入国する場合には黄熱予防接種証明書(イエローカード)の提出を求められます。各国の黄熱予防接種証明書要求および推奨状況について、厚生労働省検疫所FORTHホームページ(黄熱に注意しましょう!別ウィンドウで開く)が参考になります。こちらのホームページ上では、黄熱汚染国経由であっても、短時間トランジット(12時間未満)の場合は、モザンビーク入国時のイエローカード提示義務に該当しません。しかし、従来は証明書提示義務に該当していない条件下であっても、黄熱汚染国を経由すると、時に搭乗前などに同証明書の携帯を確認されることがあるため、未接種の場合は、渡航前に必ずご自身で旅行代理店もしくは航空会社等へご確認ください。

 また、当地では様々な感染症に罹患する可能性があり、以下の予防接種についてご検討ください。

  • 成人:破傷風、A型肝炎、B型肝炎、腸チフス、狂犬病、麻疹風疹(生涯で2回接種)、ポリオ(最終接種から10年経過している場合;2022年に当地で流行あり)等について担当医とご相談ください。
  • 小児:日本における定期接種(BCG、DPT、麻疹風疹、水痘、インフルエンザ菌b型(Hib)、肺炎球菌等)の他、任意の予防接種(季節性インフルエンザ、水痘、流行性耳下腺炎、ロタウイルス、コレラ、A型肝炎、B型肝炎、腸チフス、狂犬病等)についても担当医とご相談ください。

(2)現地の小児定期予防接種一覧

小児定期予防接種一覧
  初回 2回目 3回目 4回目
BCG(結核) 出生時      
経口生ポリオ 出生時 2か月    
6種混合
DPT+B型肝炎+Hib+不活化ポリオ(注1)(注2)
2か月 3か月 4か月 18か月
肺炎球菌(注3) 2か月 4か月 6か月  
ロタウイルス 2か月 4か月    
麻疹(注4) 9か月      
水痘 9か月      
MMR(麻疹、流行性耳下腺炎、風疹) 15か月 4から6歳    
A型肝炎 12か月 18か月    
髄膜炎菌 24か月 4から6歳    
DPT(追加接種) 4から6歳      
Td(追加接種)(注5) 12歳      
  • (注1)DPT:ジフテリア、百日咳、破傷風の不活化ワクチン。
  • (注2)Hib:インフルエンザ菌b型
  • (注3)肺炎球菌ワクチンの標準式は10価ですが、13価でも代用可。
  • (注4)麻疹ワクチンの2回目以降はMMR(3種混合)として接種。
  • (注5)Td:青年期以降に接種する破傷風、ジフテリアの不活化ワクチン。

(3)小児が現地校に入学・入園する際に必要な予防接種・接種証明書

 現地の公立校への入学には、予防接種記録・証明書は必要とされません。インターナショナルスクール等の私立校では予防接種記録の提出を求められる場合もあり、事前に各学校へお問い合わせください。

8 病気になった場合(医療機関等)

 救急医療電話番号「115」があり、全国の公立病院に搬送することになっています。しかし、救急車両については医療装備の全くない病院間搬送用車両が各地域病院に2から3台配備されているだけで、外国人が115番を利用することはほとんどありません。緊急時には、民間病院へ直接に電話で要請する運びが一般的です。

 なお、2023年4月13日を以て、当国のコロナウイルス感染症諸対策は撤廃されましたが、以後も病院など保健関連施設に立ち入る際は、マスク着用が義務化されたままです。当地はいつでも容易にマスクを入手できる環境では無いため、旅行中の急な受診に備えて持参しておくことをお勧めします。

(首都)マプト

総合病院

 以下に紹介する病院は、いずれも日本の医療水準に達しているとは言えません。簡単な診察・治療や急変時の一次収容のみの利用に限定し、手術が必要な場合や重症化した場合には先進国で治療を受けることをお勧めします。なお、マラリアの基本的な診断・治療は可能ですが、重症化した場合には十分な対応ができないため、同じく医療先進国への搬送もご検討ください。

(1)Hospital Privado de Maputo(オスピタル・プリバード・デ・マプト)
所在地:Rua do Rio Inhamiara Sommerschield Ⅱ, Maputo
電話:(代表)(21)-488-600、(携帯受付)(84)-303-0967/8/9
概要:2012年にオープンした南アフリカ系私立病院。英語・ポルトガル語が使用可能。成人、小児ともに24時間対応。支払いは現金、クレジットカードによる前払いです。入院時には保証金(デポジット)が必要。手術を要する場合には別途手術費用を前払い請求されます。
診療可能科目:全科診療可能(歯科を除く)(要すれば、ヨハネスブルグ市(南アフリカ)の本院とも連携)
検査:24時間可能。CTおよびMRI有り。
Hospital Privado de Maputo(英語)別ウィンドウで開く
(2)Instituto do Coraҫão(ICOR)(インスティチュート・ド・コラサン)
所在地:Av. Kenneth Kaunda, n˚1111, Maputo
電話:(代表)(82)-327-4800、(84)-327-4800/1、(救急専用)82-3388、84-8888
概要:2001年に欧州のNGOなどの支援を受けて設立された病院。循環器疾患対応に重きを置いており、欧州から指導医を招き、小児を対象に無償で心臓外科手術や心臓カテーテル治療を行っていますが、待機的手術のみで緊急対応はしていません。主にポルトガル語ですが、医師及び一部のスタッフは英語が通じます。成人、小児ともに24時間対応。支払いは現金、クレジットカードによる前払いです。入院時には保証金(デポジット)が必要。手術を要する場合には別途手術費用を前払い請求されます。
診療可能科目:全科診療可能。
検査:24時間可能。CT有り。
Instituto do Coraҫão(ポルトガル語)別ウィンドウで開く
(3)Hospital Central de Maputo(オスピタル・セントラル・デ・マプト)
所在地:Av. Agostinho neto nr.164, Maputo
電話:(代表)(21)-357-900、(携帯受付)(84)-711-5247
概要:独立前から存在し、モザンビーク国内で一番大きく、最も多くの患者が受診する病院。事故などに遭遇して意識不明になった場合、同病院に搬入されることが一般的です。ポルトガル語のみ使用可能。成人・小児ともに緊急外来にて24時間対応。緊急外来での支払いは現金よる前払い入院時には保証金の必要なし。
診療可能科目:全科診療可能。
検査:24時間可能。CTおよびMRI有り。

歯科クリニック

 モザンビークの公立医療機関では十分な歯科治療を受けることはできません。しかし以下の民間歯科クリニックでは外国人患者の診療も多く、基本的な診断・治療を受けることが可能です。但し、根管治療やインプラント施行術等、高度な技術を要する治療は積極的には勧められません。また、器具の洗浄・滅菌など基本的な感染対策は実施されていますが、当国のHIVや肝炎の感染率の高さや、歯科助手等の技術水準を考慮すると、感染の危険性が皆無とは言い切れません。やむを得ない場合以外は、可能な限り医療先進国で治療を受けることをお勧めします。なお、支払いは現金・クレジットカードによる前払いとなります。

(4)Crystal Smile(クリスタル・スマイル)(歯科)
所在地:Polana Casino, Av. Marginal 5289, Maputo
電話:(84)-282-8280、(21)-491-269
概要:ブラジルで訓練を受けた歯科医師が大半を占め、英語・ポルトガル語が通じる。
https://www.crystalsmile.co.mz/別ウィンドウで開く
(5)Dental Care Sede(デンタル・ケア・セデ)
所在地:AV. 25 de Setembro, n˚ 922, Maputo
電話:(代表)(21)-303-386、(携帯受付)(82)-068-3903、((84)-664-1443
概要:マプト市内および近郊で複数展開する診療所。英語・ポルトガル語が通じる。
Dental Care Sede(ポルトガル語)別ウィンドウで開く

ナンプラ

(1)Clinica Boa Saude(クリニカ・ボア・サウーデ)
所在地:Rua dos Viveiros, n˚100, Nampula
電話:(代表)(26)-216-222 、(携帯受付)(84)-460-5170
概要:私立の有床診療所。マラリアやデング熱などの感染症はじめ、小児科や産婦人科にも対応しています。外国人への診療にも慣れていますが、診療所なので重症者には対応できません。
(2)Hospital Central de Nampula(オスピタル・セントラル・デ・ナンプラ)
所在地:Av. Samora Machel, Nampula
電話:(代表)(26)-212-882
概要:CT検査が可能な公立総合病院です。交通外傷など緊急または重症の場合は、ナンプラではこの病院しか対応できません。しかし、スタッフや設備が不十分であるため、初期対応後は早急に南アフリカなどへの搬送が必要です。

その他地域の医療機関

 マプトやナンプラ以外の地方都市にも公立病院は存在しますが、民間病院はほとんどありません。いずれも邦人の利用に耐えうる医療水準とは言いがたく、重症化する前に、速やかにマプト市や南アフリカの病院へ受診もしくは搬送することを強くお勧めします。

10 一口メモ

 「世界の医療事情」冒頭ページの一口メモ(もしもの時のポルトガル語)を参照願います。

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