

アジア大洋州地域及び北米地域との青少年交流
(キズナ強化プロジェクト)
米国
短期派遣
第1スロット:2012年10月7日~21日
参加者の声
- 幸いにも,プレゼンテーションを沢山の人々に見せる機会をいただきました。それはアメリカのリーダーの方々であったり,震災後サポートして下さった親日的な方々であったり,私たちと同世代である高校生であったり。異なった方々に見せたことにより,伝える内容が少しずつ変わってきたり,いろいろな言葉を頂けたりと,被災地の代表としてしっかりできたと思います。多少のミスもありましたが,一人一人誠意を持ってできました。
- 反応はやはり被災地の生の情報(本校では津波/原発被害にあった生徒のexperiences)(本校から海がどれくらい離れていて、津波がすぐ前まできたこと)が、アメリカの人々にはtouchingだったようで反響が大きかったです。
- 東日本大震災に対して関心を持ってくれていると肌で感じることができてよかったです。プレゼンテーションの練習を直前になって焦ってしたので,もっと’’伝える’’という気持ちを持って準備しておくべきでした。
- オクラホマ州の教会でプレゼンを行ったとき,皆さんがうなずきながら聞いてくれていたので,震災のことと宮城県のことを現地の方々に伝えることができたのだと感じました。また,「雀踊り」は大変喜んでいただくことができました。一番の交流になったと思います。
- ホームステイでは,とても充実した時間を過ごすことができました。しかし,ホストファミリーと過ごす時間は短く感じました。できるならば,ホームステイの期間を長くし,ファミリーと過ごす時間を増やして欲しいと思いました。
- アメリカと日本の関係がどれほど大切で必要なものか知ることができた。
- プレゼンを通じて,多くの人々に東日本大震災のついて深く知ってもらえる機会になったこと。
- アメリカで日本大使館に行ってプレゼンテーションしたことが最も有意義だった。震災に携わった人達の前でプレゼンをし,交流が出来たことがこのプログラムの中で最大のメリットだった。
- 今回の研修を通して,どれだけアメリカの方々が日本を応援しているのかが分かりました。これから私達は,そうして見守ってくれている人に私たちが立ち直っていくという姿を見せられるように,そしてこの研修でできたrelationshipを生かして日米の友好をもっと育てていきたいです。そして,アメリカで学んだことをさらに深く知ることで,相手国に関する理解を深めていきたいです。学校など自分のコミュニティでは渡米の経験をシェアして,日本の人々に情報をシェアしていきたいです。最近NYの方(東海岸)を襲ったタイフーンにも支援をします。
- アメリカで感じたことは,今回の震災についてよく知っている人が多いということです。これは私にとって嬉しいことでした。しかし,私の周りにいる人達はアメリカを初めとしたたくさんの海外の方からの支援を知っている人が少ないのです。まずは,自分の周り,身近にいる人々に今回の経験を伝えたいと思います。そして,徐々に広げていきたいです。
第2スロット:2012年11月1日~15日
参加者の声(テーラー・アンダーソンさんの生徒)
- アメリカで体験することはすべて新鮮でした。テイラー先生の母校を訪問した日,私はアメリカに来てよかったと改めて思いました。テイラー先生が,高校時代をどんな風に過ごしていたか,どんな生徒だったのかを教えて頂き,この高校に通ったからこそテイラー先生はあんなにいい先生になれたんだと思いました。そして,アンディーさんご夫妻(注:テイラーさんご両親)との対話で感じたことは,テイラー先生は日本が大好きだったということ,担当していた学校の生徒さんたちのことが本当に大好きだったということです。テイラー先生のご指導のおかげで,私はどれほど救われたことだろうか。私はテイラー先生の生徒であったことを誇りに思います。テイラー先生のような,心優しい,仲間たちに信頼される先生になることが私の夢です。テイラー先生は今はいませんが,私たちテイラー先生に関わった人々の心の中には永遠にあり続けます。このプロジェクトに参加したことの意味を考え,これからの生活に生かしていきたいと思います。自分のやれることを,少しずつ。
- テイラー・アンダーソン先生は昨年3月11日の津波でお亡くなりになられました。私はこの先生から頂いたものは多く,訪問先でのスピーチで恩を返すつもりでした。バージニア州での一番の思い出はアンダーソン一家との交流です。二日目の夜に,私はアンダーソン一家の家にご招待して頂き,色々なお話をしました。「なぜ,テイラー文庫を始めようとおもったのですか?」「テイラーは本が大好きで,大学の時には読書サークルを立ち上げたりするなど,読書が好きだったテイラーの気持ちを汲み取って被災地に本をプレゼントしています。」と話して下さいました。翌日,私はテイラーさんの映画「夢を生きる」を見ました。この映画は,テイラーさんと関係のある人へのインタビューを基とした映画で,テイラーさんは偉大な方だったと改めて気づくことができる映画でした。ニューヨークでは,レセプションが連日あり,アメリカの方へ震災を知って頂く良い機会でした。特に,コロンビア大学は私の憧れの大学で,そこでレセプションや質問,交流ができたのはとても素晴らしい体験でした。今回,私は海外でやるべき事に気がつきました。被災地のために,高校生が今やるべき事。小さな事でも良いです。積み重ねが大切と気がつきました。私は今陸上をやっています。被災地でスポーツをしたくても出来ない方が沢山います。私はその人を助けるボランティアを行いたいと思いました。
第2スロット:2012年11月1日~15日
参加者の声
- 現地の方々が思ったほど地震や日本の今の状況についてあまり知らなかったので,地震や津波には縁のないアメリカの方々にきちんと情報を伝えられたのがよかったです。プレゼン後の質疑応答では,プロジェクトの生徒が実際に経験したことを直接話せたので新聞やテレビなどよりきちんと伝わったと思います。
- 大人の視線からではなく高校生の視線からだからこそ改めて分かることもあると言われました。震災のときに被害を受けた体育館の実際の写真などを利用してよかったなと思いました。
- 私はこの絆プロジェクトを通して,日本の震災に対する米国民の方々がいかに心を痛めているか,いかに協力的であったかを改めて再確認しました。なので,この情報を被災地に伝えることと、多くのボランティア活動に参加しようと思います。
- 参加して学んだことを地域の人々に伝え,自分の地域の復興だけでなく他の地域の復興も考えていけたらいいなと思いました。
- 先日米国でも記録的な自然災害が起こったので,日本で起こった自然災害と重ね合わせ,これからそのようなことが起きたら,どうやって対応し被害を軽くできるかを考えたらいいと思う。
- より正確な情報を実際に渡米して,伝えていく必要があると思います。ネットなどで情報を伝えるのと生の声で伝えるのとではやはり大きな違いがあると思います。
- キズナプロジェクトのような機会をたくさん増やし,より多くの高校生が訪米を経験して,震災を伝えて欲しいと思う。