キズナ強化プロジェクトの一環として,12月9日から18日までの日程で,訪日中のオーストラリア及びニュージーランドの大学生108名(引率者含む。)が,最終日,外務省を訪問し,東日本大震災の被災地の人々との交流や農作物の安全管理視察など被災地での経験を報告しました。報告会の概要は以下のとおりです。
- 冒頭,秋葉アジア大洋州局審議官より,一行への歓迎の挨拶の言葉を述べると共に,本プロジェクトの目的やその重要性が述べられました。また将来,両国関係促進の一端を担う人材となることを期待しつつ,今回の被災地での経験をぜひ帰国後に家族や学校等の周りの方々に伝えて欲しい旨挨拶しました。
- 続いて参加者代表より,本プロジェクトでの訪日に対し感謝の言葉が述べられると共に,訪日前に報道等で伝えられていた被災地の様子と実際の被災地の現状の違いを知ったこと,復興に取り組む被災者の人々は真のヒーローであること,観光や農産物が風評被害によって打撃を受けていることなどを滞在中に訪問した福島県南会津町など被災地において学んだことが報告されました。また将来,今回経験したことをどう活かしていくかについても発表がありました。
- その後,報告会に出席した在京オーストラリア及びニュージーランド大使館並びに外務省関係者より,本プロジェクトは,参加者が被災地の実情を知ることにより日本との絆を深めることができる非常に有意義なプロジェクトであることや視察等を通して見聞きした日本の現状をありのままに家族や学校等の周りの方々に伝え,風評被害の解消に貢献して欲しい旨のコメントなどがありました。