
「がんばれ日本! 世界は日本と共にある」(世界各地でのエピソード集)
アフリカその3
アンゴラ
- 3月18日 ,草の根・人間の安全保障無償資金協力の署名式で,各団体代表等から,大災害で自国が大変な状況にあるにも拘わらず,アンゴラへの支援を継続してくれたことに大変感謝している,プロジェクトが成功するように自分たちも努力したい,との謝意が表明されました。
- 3月27日,全国柔道選手権大会で,試合前に黙祷が行われ,その後会場全体から激励の拍手が起こりました。
- 3月31日,国家地雷除去・人道支援連絡委員会主催の地雷関連の会議で黙祷が行われ,地雷分野においてこれまで様々な形で資金援助や協力をしてきた日本に対して哀悼の意が表明されました。
- 3月31日,国家地雷除去院(INAD)の隊員(日本NGO連携無償で地雷除去訓練を受けた)と,「日本地雷処理を支援する会」が活動するマブーバス地域の住民有志より,日本大使館に義援金の提供がありました。
- 4月5日,インターナショナル・スクールの教員,生徒,保護者有志から,義援金と共に,「みんなで日本を応援しよう!がんばれ日本!」という激励のメッセージが日本大使館に寄せられました。
ウガンダ
- 多数の閣僚,政府関係者等,市民から,様々な場面で弔意やお見舞いが日本大使館や在留邦人に寄せられています。
エチオピア
- 3月17日,ギルマ大統領が日本大使公邸を訪問し,弔問記帳しました。
- 3月17日,エチオピア全土を代表する宗教指導者6名が日本大使館を訪問し,地震及び津波の犠牲者のご冥福のため,各宗教(派)のやり方で祈りを捧げることに合意したと伝えました。
- 3月23日,ギリシャ系コミュニティ学校から,生徒や教員の署名が集められたカードが日本大使館に送られました。
- 3月23日,ワン・プラネット国際学校の生徒から,生徒の署名を寄せ書きした手作りのカードが日本大使館に送られました。
- 3月28日,ニュー・グランド学校(幼稚園から中学レベル)から,生徒達が描いた37枚の絵が日本大使館に送られました。
- 3月28日,ドゥラセラ学校(幼稚園から中学レベル)から,生徒達が描いた81枚の絵が日本大使館に送られました。
- 4月1日,国民的な画家であるLulseget Retta氏が弔問のため日本大使館を訪れ,その際,被災者のために絵画を1点寄贈する意向が表明されました。
- 4月20日,トルコ系インターナショナル・スクールNejashi Ethio-Turkish International Schoolが,チャリティ・セレモニーを開催。生徒は,家族に日本の現状を説明して寄付金を募る,小遣いを節約するなどして,1ヶ月にわたり寄付を集めました。
- 6月3日,NGOテナ・ケベナ&ギンフル・クリーニング・アソシエーション(ゴミ,公害等の環境問題,HIV/AIDS等の社会問題に取り組んでいる)が,ボレ・プレパラトリー・スクール(高等学校)で,環境レクチャー参加者(近隣の中・高生,教員等計50名)と共に,被災者のため,250本の木を植樹しました。同NGOは,昨年4万本の植樹を行い,2011年も同規模の植樹を行う予定ですが,そのすべてを被災者に捧げる予定です。
- 6月23日,エチオピア政府が政府系機関や民間企業に呼びかけて集めた義援金の,日本大使館への引き渡し式が行われました。式にはハイレマリアム・デサレン副首相兼外務大臣ら政府関係者だけでなく,宗教関係者や企業関係者ら多数が出席しました。
ケニア
- 3月17日,オディンガ首相がケニア人マラソン選手等を帯同して日本大使館へ弔意の表明に訪れました。ダグラス・ワキウリ(ソウル・オリンピック銀メダリスト),サムエル・ワンジル(北京オリンピック金メダリスト)等の日本でトレーニングを行っていたケニア人マラソン選手や当地スポーツ関係者等は,「日本で育ててもらったことを感謝しており,このような時にこそアフリカから日本へ応援のメッセージを送りたい」等の哀悼及び激励の言葉を述べ,ケニア人マラソン選手一同より,日本語で声をそろえて「がんばってください!」と励ましのエールが送られました。
- 3月25日,ナイロビにて,ワンガリ・マータイ女史(ノーベル平和賞受賞者)が,犠牲者を追悼し,被災地の復興を祈念する植樹を行いました。
- 3月29日,ナイロビにて,ケニア赤十字が追悼式を実施し,協同組合開発大臣,ウィレ野口英世賞受賞者,ケニヤッタ大学学生等が出席した。ケニヤッタ大学日本語学科生徒は,「ケニアには,象は与えられた角を支える力があるとのことわざがあるように,日本の皆さんはこの困難をきっと乗り越えられるはずです。なぜなら,その力を神様に与えられているからです。日本の皆さんには明るい未来があります。絶対にあきらめないでください。」と日本語でスピーチを行い,その後生徒全員で「上を向いて歩こう」の合唱を行いました。また,赤十字が,出席者にPAMOJA(スワヒリ語で「連帯」の意)と印刷されたTシャツを配布。
- 4月16日,ケニア・インターナショナル・スクールで,チャリティ・コンサートが行われました。生徒による音楽サークルが,自ら作曲した歌も含めて十数曲の歌を披露。
ザンビア
- 書簡,記帳,eメール等で,日本への激励が多く日本大使館に届いています。
- 3月21日, 女性支援活動等を行う175のNGOが登録するとりまとめ団体であるNGO調整協議会(NGO Coordinating Council)の会長以下の役員と,NGOの代表の計16名の女性が日本大使館を訪問し,義援金を手渡しました。会長からは,日本で被災された多くの人々,特にお年寄り,女性,子供達への深いお見舞いの言葉がありました。
ジンバブエ
- 市民より,日本大使館に対し,「放射能汚染等により日本の皆さんが飲料水に困っていると知った。個人的にミネラル・ウォーターと医薬品を日本に届けたい」等の申し出がありました。
- 3月23日,草の根・人間の安全保障無償資金協力の署名式で,NGO関係者が,「自国が大変な時に,よくぞこの国に支援を行ってくれた。日本人の心の広さには深く感銘した。自分たちにも出来る何かをしたい」と発言し,署名式終了後,出席者全員(マスコミ関係者を含む)が記帳を行いました。
タンザニア
- 4月27日,ダルエスサラーム市キガンボーニ文化センターの児童(ほとんどが孤児)が,被災者に対するお見舞いのメッセージと絵を日本大使館に送付しました。
ボツワナ
- 3月22日,ノースサイド小学校4年生児童約20名が日本大使館を訪れ,記帳。記帳メッセージは,「今般の地震・津波被害を心からかわいそうに思っている,遠いボツワナからでも助けになりたい」,「日本は素晴らしい国であり,日本人の勇気を尊敬している」等。児童からは,「このメッセージが日本政府や同年代の子ども達に届くことを願っている」との要望がありました。同校は義援金を募る予定ですが,中には,記帳が終わったその場でポケットから小遣いを出し,寄付する児童もいました。
- 留学中の日本人学生の発案により,ボツワナ大学生・教員等に支援メッセージを書いてもらい,そのメッセージと共に本人の写真を撮影して収集し,義援金募金活動を行うプロジェクトが進められています。3月25日現在で約500人からのメッセージが集まっています。集まったメッセージは日本語訳を付しフェイスブックに掲載し,また物流の回復を待って,早稲田大学,秋田大学等国内大学との協力を通じ,コラージュした写真付メッセージを被災地に届ける予定。
- 地元ミュージシャン及びイベント企画会社が,チャリティ・イベントを実施。
マラウイ
- アメリカン・バイブル・カレッジの小学4年生約40名が,被災地の子供達に向けてそれぞれ英語や挿絵を描き「I love Japan」などと励ましのメッセージを書き日本大使館に送りました。
- 広告会社が独自のイニシアティヴで,首都のリロングウェと商業都市ブランタイヤにあるそれぞれ唯一の電光掲示広告板に「Pray for Japan/日本のために祈ろう」と英文と和文で励ましのメッセージを掲載。
- ラジオ局ゾディアックが,主要紙2紙の1面を買い上げ,被災者への弔意を表する広告を掲載。
南アフリカ
- 3月18日,フリーステート大学で,追悼集会及び復興へ向けた祈りの行進が行われました(約400名の学生が参加)。「Let's walk for Japan」等のバナーを掲げ,黙祷,復興への祈りを捧げました。
- 3月18,19,29日,4月4日,Muldersdrif小学校,Tyger Vallery College(幼稚園・小中学部),Leicester Road小学校,Queenstown Academy小学部から,生徒代表や教員が記帳のため日本大使館を訪問し,児童により書かれた被災者への激励の手紙・ポスター等合計約250通が大使館に託されました。震災後,各学校は日本に対する祈りの時間を設けています。被災した日本の子ども達のため生徒が独自に募金活動を行っている学校もあります。
- 3月18日~27日,宮城県内各地で,南アフリカから派遣された救助チーム「Rescue South Africa」が活動。行方不明者の捜索だけでなく,住民の依頼を受け,はしご等の機材を活用して倒壊した建物からぬいぐるみや着物を回収。住民から「半ば諦めていたので,嬉しい」と感謝されました。同チームの活動に感銘を受けた宮城県警警部は南ア旗を胸に装着していました。
- 3月20日及び27日,ヨハネスブルグ在住の邦人国連機関職員が,被災地応援オリジナルTシャツをヨハネスブルグ等のフリーマーケットで販売。(約3,500人から注文があった。上記の「AID 4 JAPAN South Africa」参加者も同Tシャツを着用し活動)。
- 3月24日,フリーステート大学の学生代表・教員が,記帳のため日本大使館を訪問し,「遠く離れた日本と南アフリカですが,私たちの気持ちは日本の皆さんと共にあります」等の寄せ書きを手渡しました。
- 3月25日,JETプログラム参加者の母親(Mrs. Veronica Bushler)がナタール・ウイットネス紙に記事「Wonderful People of Japan」を投稿。京都府亀岡市(息子の派遣先)を訪れた際に感じた日本人の勤勉さ,誠実さ,他者に対する思いやりについて触れた上で,震災後も他者への敬意を忘れない日本人は世界の人々の模範である,日本はこの困難を必ず乗り越えると願っており,素晴らしい日本の人々のために祈りを続けると述べました。
- 3月27日,ヨハネスブルグのローズバンクショッピングモールで,南アフリカ在住のテレビタレント平山ララ氏が(母が日本人),募金活動「AID 4 JAPAN South Africa」を開催(2010年ミス南アフリカや南アフリカ人音楽家など30名以上の有名アーティストが参加)29日,平山氏が日本大使館を訪れ,募金及び募金者から寄せられたメッセージを手渡しました。平山氏は,今後も同様の活動を予定。
- 3月28日,アディントン・ビーチで,黙祷,復興への祈りが捧げられました。
- 3月29日,華僑新聞報(チャイナ・クロニクル紙。宮城県女川の中国人研修生を避難させた佐藤水産専務の報道を受け,在南アフリカ中国人に対して募金等の支援を呼びかけている。)代表・関係者及び南華寺(Nan Hua Temple)の僧侶等10名が記帳のため日本大使館を訪問。
- 4月2日,南華寺で震災犠牲者への法要が約5時間にわたり行われました(300名の僧侶及び信者が参列)。
- 4月6日,南アフリカJET同窓会会長(2004年から4年間,気仙沼市学校に勤務)が,ヨハネスブルグ,ケープタウン,ダーバン等の元JET参加者に呼びかけ,募金活動を実施し,集まった募金を日本大使館へ手渡しました。
- JETプログラム参加者(仙台市の中学校に所属。震災後は避難生活をしていたが現在は南アフリカに一時帰国中)が,現地の小中学校からの手紙等を,母国南アフリカの想いを第二の古里である日本へ持ち帰りたいと,4月中旬に日本に戻る際に携行する予定。同人は,学校長・上司と相談の上,仙台・宮城県内の学校に配属されている他9名の南ア人JET参加者と協力して,手紙やポスターの学校内での掲示や授業での紹介を通じて,南アフリカの子ども達からのメッセージを被災地の子ども達に伝えたいと話しました。
モザンビーク
- 4月2日,大統領夫妻,政府関係者,市民団体及びマプト市民等が,震災へのお見舞いと連帯の表明のため,「平和と連帯のための行進」を行いました(1万5千人が参加)。行進に参加した児童から,震災の犠牲者に対する哀悼のメッセージとともに,日本の復興を祈念した絵が日本大使館に渡されました。
- 4月4日,シモイオ・マプト・カトリック司教会会長が,マプト大聖堂で,追悼ミサを実施。
- 6月2日,アメリカンスクールの生徒と教師が日本大使館を訪問し,義援金,お見舞いの千羽鶴及び励ましの色紙と手紙を渡しました。生徒は「同年代の日本の子供たちが大変な被害にあっていると聞いて,大変同情しています。モザンビークにいる自分たちから,日本の子供たちへの励ましと希望を持ってもらえるよう活動しました。美術専攻の生徒の絵画をオークションでの販売,手作りケーキ,クッキー,自分たちでデザインをしたラバーブレスレットの販売を行い募金活動を行いました。自分たちの支援が,少しでも日本の子供たちの希望と励ましになることを心から願っています」と話しました。