
「がんばれ日本! 世界は日本と共にある」(世界各地でのエピソード集)
アフリカその2
ガーナ
- 4月2日,首都アクラの一地域を統括する最高位首長により,被災者のため「伝統的な様式による特別な祈りの儀式」が実施されました(200人以上が参加)。招待された日本人には花の首輪が掛けられ,現地語での祈りの言葉が続く中,特別な酒が地面に撒かれ,2羽の鶏が捧げられました。
- 4月9日,ガーナ人演奏家による5時間以上のチャリティ・コンサートが首都アクラの大規模ショッピングセンターで実施されました。また,ガーナ人や在住外国人により,インターナショナル・スクールや国立劇場を利用した募金活動が行われました。
ガボン
- ジャン・ガブリエル小学校(草の根無償被供与機関)から,お見舞いの書簡と生徒57人の手作りによる,日章旗等の絵入りのメッセージが日本大使館に届けられました。メッセージには「Nous sommes tous avec vous(あなた達には,私達がついている)」等と記されています。
- 3月15日,アメリカン・スクール(幼稚園~高校1年相当の約50名が在籍)生徒や保護者が,チャリティ・バザーを行い,主に生徒の小遣いからなる収益を義援金として寄付。
- 3月23日,韓国・ガボン教会代表が日本大使館を訪れ,地震発生以来ミサの度に日本のために祈り,日本及び被災者の力になりたいと考える信者たちからの義援金を寄付。
- 3月25日,ガボン韓国人会が,「日本の地震を我々のこととして受け止めています」とのお見舞いのメッセージと,日本への連帯を示すためにガボン在住の韓国人の方々から募った義援金を寄付。
- 4月6日,ガボン柔道連盟への柔道着贈呈式の冒頭に,アフリカ柔道連盟の事務局長を務めるガボン柔道連盟会長,スポーツ大臣代理,シニア柔道代表選手が,黙祷を捧げた後,このような困難な時期にも,ガボンへの協力を惜しまない日本の姿勢に心から感謝すると表明しました。
- 6月6日,私立学校S.S.ピエール&ポールより,震災で子供に多くの犠牲者が生じたことに心を痛めた同小学校生徒の気持ちとして,お見舞いの手紙と,同校生徒が集めた義援金が日本大使館に送られました。
ガンビア
- 3月16日,貧困往民支援委員会が開催された際,協議開始にあたり,バブカール・ンジャイ農業省第一次官の呼びかけにより黙祷が行われました。
ギニア
- 3月23日,私立マハトマ・ガンディ学院(小・中・高)の生徒・教員約80名が日本大使館を訪問し,スピーチと詩の朗読を行いました。
- 5月31日,ギニア国際青年会議所メンバーが日本大使館を訪問し,弔意と友好関係を示すプレートを贈呈しました。
ギニアビサウ
- 3月23日,私立マハトマ・ガンディ学院の生徒約80名が日本大使館を訪問し,被災者に対するお見舞いと哀悼の意を伝えました。生徒は,作成したスピーチと詩を披露。
コンゴ民主共和国
- 3月12日,貧困農民支援署名式を行った際,ケタ外務・国際協力・共同体大臣外務・国際協力・共同体大臣の呼びかけにより,黙祷が行われました。
- 3月15日, UNICEF経由コミュニティ開発プロジェクトの1つである教科書配布の開始式の際,ダ・シルバ教育・文化・科学・青年・スポーツ大臣の呼びかけにより,黙祷が行われました。
- 4月1日,SAFACトルコ人学校の生徒(生徒は殆どがコンゴ民主共和国国民)代表と教師が日本大使館を訪れ,未来に向けて歩みを進められるようにとの願いを込めた被災者への手紙と,学校で集めた義援金の寄付を行いました。なお,同学校の生徒は,日本大使館が掲示していた震災の写真と被害説明を見て,自発的に募金活動を始めたということです。
- 4月9日,3週間にわたって行われるキンシャサ大学間バスケットボール・トーナメント大会が,犠牲者に対する追悼をテーマに開始されました。開会式では犠牲者への追悼会が行われ,各試合冒頭でも,被災者に対して一分間の黙とうが捧げられる予定。
- 4月10日,NGO団体LISPEDが,犠牲者へ追悼の意を込めたマラソン大会を企画・実施。地域住民に加え,キンシャサ市ンギリ・ンギリ区長,コンゴ民主共和国柔道連盟,元JICA研修生,元国費留学生,ブラジル大使,外交官,EU・米大職員等,計300名程がイベントに参加。開会式,閉会式では,震災被害に対する弔意,人々の連帯の重要性,及び被災者への激励の言葉が繰り返し述べられました。
- 4月10日,キンシャサ・グリーンピース事務所が,犠牲者に哀悼の意を表するキャンドル・サービス式典を開催。
- 義援金の寄付,記帳を行ったSAFACトルコ人学校の生徒達に対して,日本大使館員等が折り紙教室を開催し,生徒達との交流を深めました。
ジブチ
- ゲレ大統領が,地震の被災者への支援を目的とした基金を設置。
- 3月23日が「日本国民との連帯の一日」とされ,大統領が主催する式典が行われました(約800人が出席)。
スーダン
- 4月4日~11日,スーダン海外労働者活動支援事務局主催で,被災者への弔意・激励と日本国民との連帯を呼びかける週間が実施。これは,在日スーダン人有志が母国に帰国し,多方面に働きかけ実現しました。11日の閉会式(約125人が参加)では,スーダン要人が日本の戦後復興や勤勉な国民性を称え,今後の復興への希望と期待,さらに日本からの支援への讃辞を表明。また,スーダンの児童が作成した被災者を励ます絵が日本大使館に寄贈されました。
- 4月14日,ハルツーム・インターナショナル・スクールで,義援金の引き渡し式が行われました(生徒,校長,教師及び保護者等約150名参加)。生徒代表が震災の被害状況を紹介した後,義援金を日本大使に手渡しました。同校は, 4月3日から8日を日本支援週間と設定し,校内での映画イベント,企業訪問等で募金活動を実施。
- 5月4日,エルガザーリ駐日スーダン臨時代理大使を始めとするスーダン大使館員及び在日スーダン人代表の計19名が,福島県いわき市を訪問。一行は,市内小学校にある避難所を訪問し,被災者をお見舞いすると共に食料を寄贈。また,いわき市役所を訪問し,副市長等関係者と懇談し哀悼とお見舞いの言葉を伝えました。
セネガル
- 大統領夫人から市民に至る多様な国民から,お見舞いの書簡が日本大使館に届いています。
- 日本人が運営に関わるNGOが支援している小学校の児童から,約40通のお見舞いの書簡が日本大使館に届きました。また,高校生より,被災者を見舞う絵とメッセージも届けられました。
- 4月4日,ワッド大統領が,セネガル独立記念日(同日)の国民向けメッセージの中で,東北大震災について「世界では,悲しい出来事も多く起こっています。日本では自然災害により,男性,女性,子供問わず多くの死者が出,また大きな物質的被害が出ています。我々は,日本国民の苦しみを分かち合うとともに,日本国民に対し,連帯の意を表します。また,希望が失われていないこと,逆に勇敢な日本国民は,通常の生活を取り戻しつつあることを嬉しく思っています。」と述べました。大晦日と独立記念日の年2回発出される大統領の国民向けメッセージの中で,アフリカ以外の特定の国の出来事に言及するのは非常に珍しいことです。
トーゴ
- ニャシンべ大統領からお見舞いの書簡が日本大使館に届けられました。
- 6月7日~12日に来日したニャシンベ大統領が,埼玉県加須市にある避難所を慰問し,福島県双葉町から避難している方々に対し,トーゴと日本の友好を示すプリントが施されたTシャツを贈りました。また,日本赤十字社に義援金を寄付しました。
- 6月11日,ニャシンべ大統領は,訪日に同行した大臣(オイヌ外相,ヌポク鉱山・エネルギー大臣,ラウソン郵便・情報通信大臣等)と共に宮城県亘理郡亘理町を訪れ,荒浜地区(漁港)及び吉田地区(苺の栽培地区)を視察しました。地震が発生した14時46分には,齋藤町長と共に1分間の黙祷を行いました。
- トーゴ政府から日本大使館に,ITTO(国際熱帯木材機関)を通じて,木材提供の申し出がありました。
ブルキナファソ
- 3月26日,音楽・演劇NGOの「Theatr' Evasion」が,チャリティ・イベント「BURKINNIPON」を実施。
- 4月13日,赤十字社で,タミニ社会活動国家連帯大臣が,義援金寄贈式を行いました。同大臣は「最貧国であるブルキナファソ政府が国家予算の中から義援金を出せない中で,赤十字社が主導して多くの政府職員が個人的に寄付してくれた。金額は大きくないが,私たちの心の絆の印として受け取ってほしい」と述べました。
- 元JICA研修生等が,国内各地で募金活動を行っています。
ベナン
- 4月22日~7月22日,ゾマホン・ルフィン大統領特別顧問(ベナン人タレント)が代表を務めるイフェ財団(ベナンで日本語学校を運営)が,福島の被災者を支援するためにテレソンを実施。期間中,募金用の銀行口座のほか,コトヌ,ボイコン,ダサ,パラクの各地に募金箱を設置。
- 5月17日,ベナン大学病院院長が日本大使館を訪問し,募金を手渡しました。アブドライ院長は「日本は伝説的な援助国で,これまでベナンに対して寛大な経済・技術協力をしてくれた。ベナンの発展は日本のおかげである。そのような日本のために何かしたいとの思いは,ベナン人すべてが抱くのは自然である。病院職員で話し合い,義援金をつのった。地震・津波の被害者のために役立てていただきたい」と述べました。
マリ
- 3月31日,大統領が,記帳のため日本大使館を訪問し,義援金を寄付。
- 4月2日,クルマ地区共同体ラジオ局及びクルマ地区橋の引渡式(共に日本の支援)で,地区住民が,出し合った義援金を日本大使に渡しました。完成した橋は,プロジェクト責任者により「希望橋」と名付けられ,橋に「KIBOH BASHI」という看板が掲げられました。
- 4月6日,1人のマリ人が日本大使館警備員に封筒を手渡しました。封筒の中には「少しばかりだが,日本の人々のために」と書かれた手紙と,義援金が入っていまし。
- 4月14日,バマコ市サメ地区で,地域発展のための青少年組織が,「日本の人々を応援する会」を開催。地区の子どもたちから義援金が日本大使館員に渡されました。また,同会の会場となった公共広場が,「FUKUSHIMA」と名付けられました。
モーリタニア
- 閣僚,外交団,政府高官や経済・財界の有力者が記帳及び弔意表明のため日本大使館を訪問しました他,書簡,電話,Eメール等により多数のお見舞いメッセージを受けました。
- 現地の漁業関係者から,日本国民を支援するために海産物を提供するための方法について日本大使館に照会がありました。
- 3月13日,大統領が,日本大使に対し,政府及び国民を代表して日本政府及び国民に対し弔意を表明しました。
- 3月17日,モクタール元日本名誉総領事の発案により,募金活動「日本国民との連帯(Solidarite avec le peuple japonais)」が開始されました。
- 3月21日,首相及び外務・協力大臣(当時)が日本大使館を訪問し,お見舞いのメッセージを伝えるとともに,記帳を行いました。
- 3月22日,ある市民が日本大使館を訪れ,日本国民のためにと義援金を寄付し,お見舞いのメッセージと「モーリタニア市民より」とだけ記帳しました。
- 5月18日,リセ・フランセでチャリティ・イベント開催(生徒,教員約100名に加え,日仏の大使等が出席)。震源地と被災地の位置関係の説明,日本紹介DVD上映,激励メッセージの朗読,「さくら」演奏,日本の子供達との連帯を示した絵画の贈呈などが行われました。
ルワンダ
- 9月11日,福島県在住のルワンダ人女性の企画による記念式典が首都キガリで開催されました。式典では募金活動が行われた他,ルワンダ人音楽家が日本のために作った歌が披露されました。式典で集められた義捐金は,後日被災地に送られました。