
「がんばれ日本! 世界は日本と共にある」(世界各地でのエピソード集)
中東(中東その1)
イスラエル
- 3月28日,国内各地で,被災者支援のための草の根のチャリティ・イベントが実施されました。
- 3月28日,ハイファのティコティン日本美術館で,日本の地震への対応や日本文化についての講演後,バイオリニスト平田康子氏を含む室内楽演奏が行われ,80人以上が参加。
- 3月28日,テルアビブのエレッツ・イスラエル博物館で,日本文化や地震についての講演のほか,若手ロックバンドPLASTERが被災者を励ますための新曲「日本」を披露し,200人以上が参加。
- 3月28日,エルサレムのイスラエル博物館で,日本文化に関する講演のほか,在留邦人による琴演奏やダンス公演が行われ,150名が参加。
- 3月28日,キブツ・ハゾレアのウィルフリード・アジア美術館で,日本文化や地震・津波・原発についての講演のほか,在留邦人彫刻家や音楽家による演奏,現地滞在中の舞踏家・桂勘氏の公演が行われ,70人以上が参加。
- 3月30日,テルアビブ北部のクファル・シュマリヤフ地区のウェイル文化センターにて,イスラエル人専門家による書道や折り紙のデモンストレーション,ベン・アミ=シロニー教授(ヘブライ大)による東アジアの地政学等についての講演等が行われた(参加者は200人ほど)。入場料収益が義援金として提供されました。
- 4月5日,テルアビブ市内のイベント会場にて,バットシェバ舞踊団芸術監督による,日本震災支援のためのガガ(独自の動きの方法)の一般公開レッスンが行われました(参加者は800人ほど)。入場料収益が義援金として提供されました。
- 4月8日,テルアビブ・マラソン(参加者約2万人)で,英国に始まったラン・フォー・ジャパン運動への参加がランナーに呼び掛けられました。また,ローラーブレード部門のスタート前に,日本への連帯の意が表明されました。
パレスチナ自治区
- 地震発生直後より,ファイヤード首相始め閣僚やパレスチナ支援関係者,報道関係者,NGOや市民が,日本政府代表事務所を弔問しました。弔問に来た女性団体は,事務所前でパレスチナ市民に日本国民への連帯の呼びかけを行い,エルサレム・ボランティア団体も事務所内で蝋燭を灯し黙祷するなど,弔意と連帯の表明がありました。
- 3月11日,アトファールナー聾唖学校で,子供達が絵の具を使った大きな絵画を作成し,被災者への連帯を表現。
- 3月13日,市民がラマッラ中心部のマナーラ広場に集まり,日の丸を掲げ,蝋燭を灯すなどして,被災者との連帯を表明しました。
- 3月14日,ガザの青年フォーラム「シャーリク」が,UNPFA(国連人口基金)と連携し,パレスチナの子供や若者から日本への連帯を表明する手紙を集める活動などを実施。
- 3月21日,ガザ地区のJICA帰国研修員同窓会関係者約50人が集まり,追悼,祈りを捧げる会合を開催。
- 3月27日,ガザの教育施設Qattan Center for Childの子供たちが,被災地の子供への連帯の気持ちを,絵画などを通じて表現しました。
- 3月29日,ガザの教育センターAl-Nower education centerの子供たち100人が,日本の子供達からの応援を思い出し,「今度は私たちが応援する時」と話しました。
- 4月4日,ヨルダン川西岸北部のジェニンにおいて,民間音楽団体「カマンジャーティ協会」が被災者との連帯を表明するため,音楽会を開催。
トルコ
- 日本大使館に,1,000通を超す被災者へのお見舞いや励ましの電子メールが届いています。メールは,自宅や別荘において被災者を受け入れる準備がある等,少しでも支援したいとの内容が多数。
- 3月17日,トルコ大国民議会本会議にて,臨時議題として東北地方太平洋沖地震が取り上げられ,議員4名及び副首相兼国務大臣が発言。副首相は,「友好国日本の苦しみを共有し,日本が短期間にその傷を癒すであろうと確信している。そして,そのためにあらゆる貢献をする用意がある。日本及び日本国民が1999年のトルコでの震災に際して支援の手を差し伸べてくれたことを忘れていない。亡くなられた方々に哀悼の意を表するとともに,負傷された方々の早期回復を願っている。」と述べました。
- 3月18~21日,トルコ政府は,震災被災者への弔意を込め,政府機関に対し半旗の掲揚を指示。
- 3月18日,全トルコのモスクにおいて,金曜日の集団礼拝で被災者のための特別の礼拝が行われました。
- 3月21~27日の期間,全てのサッカー公式試合で,試合前に日本での地震の犠牲者に対して黙祷が行なわれました。
- 3月21日,イスタンブール英国国際学校が,震災を見舞う書簡と共に,被災者を激励する同幼稚園児童の創作による作品を日本大使館に送りました。
- 3月28日,アイドゥン県アイドゥン市が,被災者支援の会合「日本との連帯の夕べ」を開催。
- 4月2日,人気ポップ歌手エイレム(以前も日本語で歌った曲がある)が,被災者へのお見舞いと激励のために作曲した特別CD「New Horizons for Japan」を日本大使館に送りました。
- 4月5日,トルコ・日本基金が,チャリティ・コンサートを行った。同基金理事長は,「過去にトルコを支援してくれた友好国である日本に手をさしのべよう」と述べました。
- 4月8日,アイドゥンルク・エベレル小学校5年生30人が,校長,担任と共に,日本大使館を訪れ,メッセージや詩を渡し,生徒代表が詩の朗読を行いました。同小学校は,アンカラ大学日本学科の支援を受け,すべてのメッセージや詩を日本語に翻訳し,被災地の小学校に届けようと活動しています。
- 4月22日,ボアズィチ大学で,同大学セルチュク・エセンベル教授(日本研究学会会長)等により,震災者支援を目的としたコンサートが開催される予定。
- イスタンブールの私立高校エンカ・スクールの2年生生徒が,ショッピングセンター「イスティニエ・パーク」とトルコ赤新月社の協力を得て同センターで5日間の募金活動を行いました。
- 日本留学経験者(ボアジチ大学等),日本人留学生(ミマルシナン大学,ユルドゥズ工科大学,マルマラ大学,イスタンブール大学,ボアジチ大学等)がイスタンブールの中心地タクシム広場にて5日間にわたり募金活動を実施。
- トルコからの救援チームが,宮城県七ヶ浜町で活動。エルドアン首相は,同チームに対し,日本の困難な状況が終わるまで戻らないよう指示し,チームは連日救援作業に徹しました。
- トルコ・日本基金が,1999年マルマラ地震の際の日本の援助へ言及しつつ,国民に広く支援を呼びかけている他,チャリティ・コンサートの実施も計画中。
ヨルダン
- 3月14日,ヨルダン・日本学術協会(国費留学生の同窓会組織)及びJICA同窓会メンバーを中心とする市民約30人が,犠牲者を追悼するためのメッセージ,花などを持参して日本大使館前に集り,大使館員に追悼メッセージを手渡しました。
- 3月20日,ヨルダン・日本学術協会の呼びかけで,市民約120人が集合し,犠牲者に黙祷を捧げ,追悼のキャンドル・サービスを行いました。
- 3月27日,アジュルーンで追悼集会が実施され,約100名が参加。
- 4月5日,ドイツ・ヨルダン大学応用医療科学学部長ほか職員,学生等が震災犠牲者の追悼のため花輪を日本大使館に持参。参加者から大震災の犠牲者に対して追悼の言葉が述べられました。
レバノン
- 慈善と文化協会(草の根・人間の安全保障無償資金協力の被供与団体)が運営する寄宿学校に通う生徒が,作成したお悔やみや励ましのメッセージ,日本とレバノンの友好を願うイラスト,日本国旗をかたどった布地の寄せ書きを日本大使館に託しました。
- 3月23日,ナフル・エル・バーリド・パレスチナ難民キャンプ(紛争予防・平和構築無償資金局力の被供与団体)の住民代表4名が,弔問記帳のため日本大使館を訪問し,同行した同キャンプ児童が,震災の犠牲者に対する弔辞を読み上げました。キャンプ代表から,キャンプ内各組織,団体のお悔やみ・励ましの手紙や写真パネル,額入りの絵が日本大使館に渡されました。