
「がんばれ日本! 世界は日本と共にある」(世界各地でのエピソード集)
大洋州(島嶼国)
トンガ
- 日本からの経済協力の被援助機関・団体の関係者や世界青年の船参加者同窓会メンバー等多数が日本大使館を訪問し,弔意を表明しています。
- 3月17日と25日,草の根無償プロジェクトの締結式において,トンガ側より,大災害に見舞われているにも関わらず,日本がトンガに対して支援の手を差し伸べていることについて謝意の表明がありました。
- 3月19日,トンガ赤十字社が,被災者への義援金を募るための募金を行いました。
- 3月27日,キリスト教協議会が,被災者の冥福と復興を祈念する国民的礼拝を実施。
- 4月21日,被災者支援のために提供される里芋等が,生産者からトンガ政府に引き渡されました。生産者代表は「トンガと日本の人々の愛であふれたトンガの里芋は,被災者の皆様にとってどのような味がするのだろうか,トンガでは誰もが被災者の皆様が一日も早く元気を取り戻すことを願っている」と述べました。里芋は「トンガより愛をこめて」と印刷したメッセージと共に4月25日トンガのヌクアロファ港より出荷。この里芋寄贈には,生産者以外にも,カボチャ生産者,施設や冷蔵倉庫を無償提供したトンガ政府,海上輸送経費を負担した輸送会社,輸入業者等が協力。
- 5月5日,バオトゥ小学校(草の根無償資金協力の被供与団体)の校長,生徒5名,アイサケ・エケ人民代表議員が日本大使館を訪問し,義援金を手渡しました。同議員は「バオトゥ小学校の生徒と教員は,日本での大災害の発生以来心を痛めており,少しでも日本の被災者の方の役にたちたいと全ての生徒と教師が寄付を行ったので,本日その寄付金をお持ちした。すべてのコインに生徒たちの気持ちがこもっているので,どうか受け取っていただきたい。」と述べました。
- トンガ・日本帰国留学生会が,同会の活動資金集めのため,イベント開催による集金を計画していたが,東北地方太平洋沖地震の発生を受け,このイベントにより得られた資金の半分を義援金として寄付することを決定。
- 人気女性シンガーソングライターのアンジェラ・アフェアキ氏が,東日本大震災の被害に胸を痛め,応援の気持ちを込めた曲「Sea of Tears」を書き下ろし,7月,同曲を収めたCDを日本大使に手渡した。
パプアニューギニア
- パラダイス高校の校長と生徒代表が日本大使館を訪問し,職員及び保護者からの義援金を託しました。
- 4月2日,ココポ・ラバウル地域の住民が,チャリティ・イベントを実施し,400名以上が参加。
- 4月12日,ポートモレスビー高校で,同校生徒及び職員が日本大使館に義援金の引き渡しを行いました。生徒代表は「日本国民に心よりお悔やみ申し上げる。すぐに復興することを信じている。」と述べました。
- 日本留学経験のあるアイタペ地域(1995年に津波被害にあい,日本からの復興支援を受けた)関係者と同自治体政府職員などが,街頭で募金活動を実施。
- ゴロカ大学が,日本,ニュージーランド,オーストラリアの自然災害復興支援の募金活動を始めました。言語文学部が日本映画を紹介し,寄付を集めました。
パラオ
- 3月18日,パラオ議会上下両院が,地震・津波による甚大なる破壊と損失に対する同情の念を表明する共同決議を採択。
- 3月21日,ギボンズ・コロール大酋長及びレクライ・メルキョク大酋長らパラオ16州の大酋長及び酋長が日本大使館を訪問し,一行を代表してギボンズ大酋長が全員の署名の入った弔意文を日本大使に手渡すと共に,記帳をしました。
- 3月25日,トリビオン大統領が,25日を犠牲者のための「追悼の日」とし,同日から5日間パラオ国内の旗を半旗とするとの大統領宣言を発しました。
フィジー
- 3月18日,フィジー医学校が,フィジー看護学校(日本政府の援助によって建設)の講堂で,豪州の洪水,NZ地震,及び東北地方太平洋沖地震での被災者のために追悼礼拝を開催し,大統領,看護学校教員・学生の他,当地に居住する豪州及びニュージーランド人の合計80名あまりが出席。礼拝では,ヒンドゥー教導師,イスラム教導師,次いでキリスト教牧師によるお祈りが順次行われました。
- 3月26日,南太平洋大学で,教員・学生・学生の家族が,豪州における洪水,ニュージーランド地震,東北地方太平洋沖地震の被災者を追悼する「様々な宗教による追悼会(Interfaith Memorial Service)」を開催。
- 3月29日,インターナショナル・スクールがチャリティ・イベントを実施。生徒によるメッセージ朗読,音楽演奏等が行われました。
- 4月1日,ダッドレイ教会において,サレニエタ・サケタ保健次官主催(保健相は国外出張中)の 追悼式典が開催されました。式には保健省職員を含む約30人が出席し,牧師によるお祈りの後,日本語の讃美歌が披露されました。
マーシャル諸島
- 3月25日,イベント会場にて,ELEFA(福祉関係活動等を主として行っているNPO),マーシャル政府観光局,その他NPO等の協力で,チャリティ・イベントが開催され,1,000名以上が参加。会場では,義援金募金のため手工芸品(日の丸をアレンジしたイヤリング及び髪飾り)が販売されました。
ミクロネシア
- 3月30日,ミクロネシア短期大学の学生がキャンパスで義援金募集慈善コンサートを開催しました(86名の学生・市民が演奏,400名以上が来場)。学生による手製の飲食物の出店の売上も寄付されました。
- 4月1日,ロータリークラブが,会員の手製・持ち込みによるバザーを開催しました。
- 4月4日,ポンペイ州教育局が,州内の全公立小中高校のPTA会長を通じ,教職員,学生に対し義援金を呼びかけました。
- 4月15日,ポンペイ州ヌクオロ市(離島)政府,及びヌクオロの小学校からの義援金が日本大使館に届けられました。
- 4月18日,ミクロネシア連邦議会が,義援金を赤十字社に寄付。ミクロネシア連邦議会は震災後,日本への追悼の意を表する決議を採択しました。
- 4月26日,チューク州ロータリークラブが,義援金を日本大使館に送りました。
- 5月2日,ポンペイ州の私立学校Seventh Day Adventist Schoolが生徒等から募った義援金を,日本大使館に送りました。
- 5月12日,コスラエ州議会が,第1回特別会期で,震災に対する哀悼の意と,日本政府への支援を表する決議を採択しました。
- 5月26日,コスラエ州政府が追悼セレモニーを開催し,追悼のための賛美歌やメッセージが披露された他,募金活動も行われました。
- 5月27日,ミクロネシア友好協会が,日本大使館に義援金を託しました。
- 6月3日,FSM電話公社(FSM Telecommunication Corporation)理事会委員長,副社長等幹部3名が日本大使館を訪れ,同社携帯のメール機能を利用して市民から募った義援金を渡しました(利用者がメールで寄付したい額を入力し,その額が携帯電話の利用料金に加算されるシステム)。委員長は,「FSMと日本は歴史的に関係が深く,今日も心情や価値観を共有する関係である。これまでの日本からの経済開発の支援に対する感謝と被災地の一日も早い復興への願いを込めて少額ながら市民から募った義援金をお渡ししたい」と話しました。同社は,ケーブルテレビ,現地新聞やチラシで市民に募金の呼びかけを行いました。
- 主に高校生達が,車の洗浄による募金活動を「Car Wash for Japan」として実施しています。