
「がんばれ日本! 世界は日本と共にある」(世界各地でのエピソード集)
大洋州(オーストラリア・ニュージーランド)
オーストラリア
- 首相や野党党首が日本大使館を記帳のため訪問した他,両院議長の求めに応じて記帳簿を国会内に設置し,64名の国会議員が記帳しました。
- ニュー・サウス・ウェールズ州及び北部準州各地から多数の弔意・お見舞いのメッセージや記帳が花輪などとともに日本総領事館に寄せられました。
- 3月21日に上院で,24日に下院で,震災への弔問決議が採択。
- 3月24日,26日,シドニー日本クラブ(永住者が主たるメンバー)が,チャツウッド及びマンリー両市でチャリティ・イベントを開催。
- 3月24日,ブリスベンの音楽家夫妻が,クイーンズランド州立高校内図書館で,チャリティ・コンサートを実施。
- 3月25日,ニュー・サウス・ウェールズ州の政財界,市民,在留邦人等が,シドニー中心街のセントアンドリュー教会で追悼ミサを実施。
- 3月25日,Merici College school中高(佐世保市聖和女子学院高校の姉妹校)の生徒が,日本への希望と復興を願い,300個の風船を飛ばしました。このイベントに先立って1週間の募金活動が行われました。
- 3月25日, Waniassa School(小学校)の1年生から6年生までの児童175名が作成した千羽鶴を日本大使館が受け取りました。
- 3月25日,ブリスベンのクイーンズランド大学学生等が,学内でアニメ上映による募金活動を実施。
- 3月26日,メルボルンのJETAA(JET同窓会)が,市内フェデレーション・スクエアで,チャリティ・イベントを実施。
- 3月26日,キャンベラ市内公園で,日本人クラブの呼びかけにより地震被災者追悼の集まりが実施され,豪州人多数を含む約300名が参加。
- 3月27日, バイオリニストの後藤和子氏を中心とする音楽家が,シドニー北部のタラムラの教会でチャリティ・コンサートを実施し,約400名が参加。
- 3月27日,ハンター・ヒルズで,グリン神父他が慰霊祭を開催し,約200名が出席。
- 4月2日,シドニー日本クラブが,シドニー郊外の繁華街でチャリティ・バザー等を実施。
- 4月6日,アデレード市所在のCowell Clarke法律事務所のCEOであるPaul Bilney氏がボランティアとして来日し,石巻市で土砂除去作業等を行いました。日本からの帰国後も同氏はボランティア活動を続けており,職場や家族・友人から義援金を集め,日本の被災地へ直接送付しました。同氏は,復興支援作業を続けるため,再度日本へ向かう予定。
- 4月10日,シドニー在住の日本人シェフ有志がチャリティ・ディナーを実施。
- 4月9日,親日家有志の会「Friends of Japan」が, パース市中心部の広場で,チャリティ・イベントを開催し,多くの市民が参加。コーラス,バンド演奏,フルート演奏等が終日行われた他,書道や折紙,フェイス・ペインティング等のブースが設置されました。パース市長が「日本では地震により多くの人々が不自由な生活を送っている。また,福島の原発では命がけの復旧作業が行われている。こうした献身的努力に対し,我々もできることをしなければならない」と涙ながらに語り,募金を呼びかけました。
- 5月9日,クイーンズランド州のSt. Paul's Schoolが日本の姉妹校(関東国際高等学校)に,日本を激励するメッセージビデオを作成し送付。このビデオメッセージは,生徒たちが,千羽鶴を折り,「日本を心配しています,どうぞご無事で」などと手書きで作成した絵入りのメッセージを胸に掲げるといった内容。インターネットでも公開されている。

- ブリスベンでは,各種団体が募金活動を行っており,今後もクイーンズランド警察音楽隊,ゴールドコーストの大学などが義援金活動を企画。
ニュージーランド
- 3月24日,ラファエルハウス・ルドルフ・シュタイナー・スクール(中学2年から高校2年まで日本語を教えている)生徒が,地震被害に心を痛め,被災した方々に直接届くようにと,日頃学んでいるレベルよりも難しい日本語で書いた寄せ書きを日本大使館に届けました。
- 3月25日,クロフトン・タウンズ小学校(週に2回,日本語補習授業校として校舎を貸している)の生徒,保護者が募金活動を行い,集まった義援金を日本大使館員に寄贈する式が行われました。式では約90名の全生徒が校庭に集合し,1分間の黙祷が行われ,その後,生徒代表が小切手を手渡しました。
- 3月25日,オークランド運輸局が,New Zealand Japan Societyと協力して募金活動「Bake for Japan」を実施。
- 4月17日,オークランドの仏光寺(中国系仏教寺院)が,ニュージーランド地震及び東日本大震災のための募金活動を実施(国防大臣,国会議員,キリスト教やヒンズー教等の宗教指導者等が出席)。
- 被災者に対し,ニュージーランドにおけるホームステイ先・宿泊先を提供するTime out in New Zealandプロジェクトが立ち上がっています。
- 5月6日,一人のニュージーランド人から,日本旅行のキャンセルが相次ぐ旅行代理店に,「日本の被災状況を見るにつけ,キャンセルした日本旅行の代金をそのまま受け取る気持ちにはとてもなれない。返金分を地震支援基金に送ることが可能ならば是非そうして欲しい。かつて京都旅行中に急な坂道で若い人から,『大丈夫ですか(Are you O.K ? )』と声を掛けられた時のことが忘れられない。少しでも日本のためになることをしたい」との手紙が届きました。旅行代理店は希望に沿うよう手配する予定。
- 5月8日,オークランド市庁舎で,オークランド市が後援し,New Zealand Japan Societyが主催するチャリティ・コンサート及びイベント「Wings of Hope」が開催されました。午後は日本関連文化紹介,夜はオークランド・コーラス等100名以上の著名ミュージシャン他がボランティア出演し,各々が被災者へのメッセージや励ましの言葉を送りつつプログラムが進行しました(約500名が参加)。
- 5月19日,二つの清涼飲料水会社が被災地に提供したペットボトル水計約4万リットルが,川崎港に到着しました。国際・国内輸送にニュージーランドと日本の民間企業,貿易促進庁,日本財団,JETRO等が協力しました。
- 5月26日,オークランド市内のパーネル地区学校(全校生徒約500人)の全校生徒集会で,日本総領事への義援金の引き渡し式が行われました。同校生徒は,2回の募金活動で,折り紙,おにぎり,ケーキを作り,おもちゃを売るなどで募金を行いました。引き渡し式では,生徒4人が募金活動の説明を行いました。
- 5月31日,中古車業者が,オークションによる募金活動を行いました。参加者は,車両運搬船の視察ツアー後,中古車オークションを行いました。
- 6月11日,オークランドのJETAA(JET参加者の同窓会)が,チャリティ・ディナーを実施(100名参加)。仙台派遣中に被災し,現在もボランティア活動を行っているJET参加者Kaleb Urikeが収録した被災当時の写真とビデオが紹介されました。