
「がんばれ日本! 世界は日本と共にある」(世界各地でのエピソード集)
アジア(韓国)
韓国(平成23年5月11日現在)
- 3月21日までに,企業及び個人の55万人を超える人々から,大韓赤十字社に対する,銀行での募金,ARS(電話),インターネット,ポータルサイト「NAVER」での募金が集まりました。
- 企業及び個人から,社会福祉共同募金会(国が1998年に設立した非営利団体)に対して,数日で多くの募金が集まりました。
- かつて「外交官志望なのでインタビューをさせて下さい」ということで前日本大使と懇談した中学生が,地震直後に誰よりも早く,「日本の国民たちが深い悲しみに沈んでいると聞き心が痛い」「大きなことはできないが日本の再建に役に立ちたい」と,小遣いから10万ウォンを義援金として送りました。
- ソウルの幼稚園フランシスカン・スクールの生徒数人が校長に対して「日本が大変だ。助けなければいけない。」と述べたことから,同校でCoin for Japanと題した募金活動を実施されました。同校長は,「小さい子供に地震の惨状を伝えるのはセンシティブな側面もあるが,日本のために何かをしたいとの声が大きく,募金活動を行うことにした」と述べました。
- 3月15日,延世大学のサークルが,地震被害のための募金活動を実施。
- 3月16日,高麗大学学長が,日本人学生を慰労する午餐会を開催,学生を激励(110数人の日本人留学生が参加)。
- 3月16日,済州の金寧小学校で日本総領事館が実施した文化紹介行事の七夕飾りのコーナーで,地震・津波被害の1日も早い復旧を祈る内容の多くの短冊が飾られました。
- 3月23日から,済州国際空港で,支援活動「がんばれ!日本 済州国際空港が応援します」を実施。日本人旅行者専用のインターネットコーナー,被災者のための応援メッセージボードや募金箱,バナー等を設置。
- 3月24日,済州の北村小学校の全校生徒88名の内53名が,被災した子供達を励ます内容の手紙を書き,同校のホ・ヒョングク校長が日本総領事館を訪問し,総領事に手渡しました。
- 3月24日,済州大学の許香珍総長が,同大学の日本人留学生8名を招いて昼食会を開催し,各自の家族等の安否を尋ねながら,震災の被害を慰労しました。
- 4月4日,済州特別自治道教育庁が道内の小中高校生に対し,被災した小中校生を激励する手紙を書くよう呼びかけて集まった手紙約13,000通の内,約12,000通を日本総領事館に渡す行事がありました。約1,000通については,住民有志により自転車でソウルに運ばれ,日本大使館に渡される予定。
- 4月6日,漢拏大学観光日本語科の学生・教員が,同校正門前に掲げていた日本を応援する横断幕にメッセージを書き,義援金とともに日本総領事館に渡しました。
- 4月12日,済州の韓国聖地教会に通う中学生達が,手作りのヌルンジ(おこげでできた韓国伝統の菓子)を,避難所となっている仙台市のNPO法人「東四郎丸児童館」に送付しました。
- 5月11日,慶尚南道昌原市と咸安郡に住む小学生27名が,被災した小学生に対する励ましの思いを綴った激励の手紙27通を,日本大使館に送付しました。
- 飲料水13トンを宮城県警を通じ宮城県に寄付(県警によれば,宮城県の避難民の40%に行き渡る量)。この飲料水は民団を通じて透析用として地元病院にも寄付。
- 釜山の巨済中学校の学生42名が,日本で被災した中学生を励ましたいと,各々の励ましの思いを書き込んだ激励の手紙42通を日本総領事館に送付しました。
- 花巻から仙台に移動中の韓国救助チーム(救助犬チーム)が食事のために立ち寄ったインターチェンジで,食堂関係者から「来てくれて本当に有り難う」と感謝され,一人あたり2個程度のおにぎりが配られました。
- 韓国救助チームは,仙台の宿営地撤収の際に,自らの宿営地をゴミ一つないように徹底的に掃除し,回収したゴミは区分に従って分別し,宮城県警から高く賞賛されました。
- 日々の日韓メディアの取材に際して,救助チーム団長は,現地の惨状を伝えつつ,より多くの募金(義援金を募っている韓国メディアが多い)が集まるように積極的に活動しました。
- 救助チーム団長によれば,捜索活動中に日本人から感謝の言葉をかけられ,時には「コマプスムニダ」「カムサハムニダ」といった韓国語で感謝の言葉を伝える人もいました。
- 救助チーム活動前に,当日の活動のブリーフを受けるため所轄の警察に赴いた際,警察署長は,深い感謝の意をチーム側に伝えました。
- 救助隊107人の内,イ・ソンフン氏(韓国119救助隊)は,3月26日に挙式予定でしたが,周囲の反対を押し切り被災者を助けたいとチームに参加しました。活動が長引き,心配した同僚が上部にこっそり伝え,団長は同氏に帰国を命令,後ろ髪を引かれる思いで同氏は21日に帰国しました。