インターネット等を利用して国民等から行政機関に対する申請・届出等や行政機関から国民等への結果の通知等を行う場合には、申請・届出等や結果の通知等が本当にその名義人(申請者や行政機関の処分権者)によって作成されたものであること、及び申請書や通知文書の内容が改ざんされていないことを確認できなければなりません。これを確認できるようにするための行政機関側の仕組みが政府認証基盤(GPKI:Government Public Key Infrastructure)であり、この仕組みは、公開鍵暗号方式によるデジタル署名を用いた認証システムにより実現しています。GPKI はブリッジ認証局(BCA:Bridge Certification Authority)と外務省等の各府省認証局(CA:Certification Authority)から構成されています。
各府省認証局と申請者を認証する民間認証局等は、ブリッジ認証局を仲介者として、相互に信頼関係を結びます(以下相互の信頼関係を「相互認証」といいます)。これにより、行政機関の処分権者と申請者との間の申請・届出等手続のやり取りをインターネット等で行える仕組みが実現します。このように、ブリッジ認証局は、府省認証局と民間認証局等とが個別に相互認証することの煩雑さを解消するための結節点の役割を果たしています。 また、各府省認証局が発行する処分権者の公開鍵証明書(以下「官職証明書」といいます。)及びその失効情報を一元的に提供することにより、申請者は官職証明書の有効性の検証を効率的に行うことができます。さらに、民間認証局等が発行する申請者の公開鍵証明書の有効性検証機能を各府省に対して提供することにより、政府認証基盤全体の効率的な運用を可能なものとしています。
外務省認証局は、申請者等に対する結果の通知等の発行者の真正性及びその通知等の内容が改ざんされていないことを証明するため、外務大臣等の官職証明書を発行します。また、申請者側は外務省から受け取った通知等に添付された外務大臣等の官職証明書について、ブリッジ認証局を通じてその有効性を確認することができます。
1.外務省認証局は、平成15年3月に認証局秘密鍵の生成及び自己署名証明書を発行し認証局として設立されました。 同年6月にはブリッジ認証局との間において相互認証(ブリッジ認証局との信頼関係の構築)を行い、政府認証基盤(GPKI)を構成する認証局として運用を開始しました。
2.外務省認証局の運営については、外務省認証局CP/CPS( 証明書ポリシ/認証実施規程 )(Certificate Policy / Certification Practice Statement)に基づいて行われています。
3.外務省認証局に関する情報
(1)外務省認証局と相互認証を行った認証局
・ブリッジ認証局
(2)外務省認証局と相互認証を取り消した認証局
・現在、相互認証を取り消した認証局はありません。
(7)外務省認証局の秘密鍵の危殆化に関する情報
・現在、危殆化に関する情報はありません。
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