9月5日(金曜日)15時30分より15分間、日本共産党の志位委員長が高村外務大臣を来訪し、グルジア情勢に関する意見交換が行われたところ、概要以下の通り。
1.志位委員長よりの発言
(1)日本共産党は、ロシアによるグルジアに対する軍事侵攻及び南オセチアとアブハジアに対する一方的な独立承認を、主権と領土保全という国連憲章及び国際法の原則に反する行為ととらえている。
(2)ロシア政府に対して、武力衝突が勃発する以前の地域へのロシア軍の撤退、グルジア領内の二つの地域に対する「独立」承認の撤回、グルジアの主権、独立、領土保全の厳格な尊重を要求する。日本政府にも、このような原則に立った対応を要請する。
2.高村外務大臣よりの発言
(1)本件に関しては、紛争発生直後より随時大臣談話を発出してきた。当初は双方に自制を呼びかけていたが、その後の事態の進展を受け、ロシアに対して責任ある行動を求めている。
(2)今後とも領土一体性の原則に基づいて、この問題が平和的に解決されるべきとの基本的な考え方に基づき、ロシアに対して責任ある行動を求めていく所存である。