報道発表

グルジアに関するカナダ、フランス、ドイツ、イタリア、日本、米国、英国の外務大臣声明について

平成20年8月28日

 8月28日0:00よりG7電話外相会談が行われ、グルジア情勢に関して以下の声明(仮訳)を発出することが合意された。(我が方は、佐々江外務審議官出席)

 我々、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、日本、米国、英国の外務大臣は、我々G8メンバーの一員の行動を非難する。ロシアによる南オセチア及びアブハジアの独立の承認は、グルジアの領土保全及び主権を侵害するものであり、ロシアも支持した一連の国連安保理決議に反するものである。ロシアの今般の決定は、コーカサス地域の平和及び安全に対するロシアのコミットメントに疑問を生じさせた。

 我々は、グルジアにおけるロシアの過度の武力行使及びグルジア領の一部の占領継続を遺憾とする。我々は、一致して、ロシア政府に対し、EUを代表してサルコジ大統領が仲介した6項目の和平合意を完全に履行するよう、特に、紛争前のラインまで部隊を撤退させるよう求める。我々は、国際的に承認された国境内におけるグルジアの主権を我々が引き続き強く支持することを改めて主張するとともに、我々がこの紛争の平和的かつ持続的な解決を追求するに際し、民主的かつ正統なグルジア政府に対する敬意と支持を強調する。

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