5月26日(月曜日)、日野原重明「ホイットフィールド・万次郎友好記念館」開設募金発起人会代表は、17時40分から約25分間、高村外務大臣を表敬訪問したところ、概要以下のとおり。
1.日野原代表より、概要以下のとおり述べた。
(1)自分は、「ホイットフィールド・万次郎友好記念館」開設募金発起人会代表として、5月にマサチューセッツ州フェアヘイブンを訪問し、記念館として使用する予定のホイットフィールド船長の元自宅を購入すると共に、記念館の完成後、これを同町に寄贈し、その運営を現地NGOに委託する旨の文書に署名した。
(2)1年間で8,000万円を目標として募ってきた募金は、4か月で目標額を達成し、先週の時点で8,200万円が集まった。記念館開設後の運営費を賄うためにも、募金活動を継続したい。
(3)記念館の修復は来年5月に終了する予定であり、自分としては、米新政権発足後初の総理訪米の際に、日米両首脳による同記念館訪問を実現したいと思っている。
2.これに対し高村大臣より、概要以下のとおり述べた。
(1)日米関係は重要な関係であり、「故きを温ねて新しきを知る」ということを日米両国民が大切にしていく必要がある。
(2)ホイットフィールド・万次郎友好記念館を開設し、末永く日米友好の証として保存・活用するという貴方の活動は、日米関係の基礎を強化する素晴らしい活動であり、その努力に心から感謝したい。
(3)2010年は、万次郎が航海士をつとめた「咸臨丸」150周年でもあり、「友好記念館」をPRする機会にもなるのではないか。
(参考) 「ホイットフィールド・万次郎友好記念館」開設募金の概要
ジョン万次郎(本名は中濱万次郎(1827年~1898年)。14歳の時に遭難し、米捕鯨船に救助されて渡米。24歳で帰国し、軍艦教授所教授、咸臨丸通訳等として活躍。)が米国にて最初に滞在したホイットフィールド船長(ジョン万次郎を救助した捕鯨船の船長)の自宅(マサチューセッツ州フェアヘイブン)を購入・修繕の上、「ホイットフィールド・万次郎友好記念館」として保存・活用する目的で2008年1月に設立。代表は日野原重明・聖路加国際病院理事長。
募金事務局連絡先
住所:〒102-0093 千代田区平河町2-7-5 砂防会館5階 (財)ライフ・プランニング・センター内
電話:03-3265-1907 FAX:03-3265-1909