
「日本文化発信プログラム」募集開始及び記念イベント開催について
平成20年5月15日
- 外務省は、平成20年度事業として、「日本文化発信プログラム(Japan Culture
Volunteer Program)」を開始する。これは、来年1月から2年間、ブルガリア、ハンガリー、ポーランド及びルーマニアの中・東欧4カ国に30名を上限とする日本人ボランティアを派遣し、日本語教育を行うと共に、伝統文化やポップカルチャーを広く草の根レベルで発信していくとの内容であり、5月26日(月曜日)から広くボランティアの募集を開始する。本プログラムについては、本年2月の海外交流審議会(会長:張富士夫トヨタ会長)による答申においても、創設の必要性が指摘されている。
- 派遣先の中・東欧4カ国はいずれも伝統的に親日的な国々であり、日本語教育のニーズが大きく、伝統文化のみならずアニメ、マンガ等のポップカルチャーの人気も高いことから、本プログラムの実施によって、我が国に対する信頼と理解が増進されることが期待される。なお、派遣されるボランティアの活動を一層効果的なものとするため愛称とロゴマークを設け、「J-CAT(Japan
Culture Advance Team)」とした。
- 外務省は、今月26日(月曜日)午後5時からフジテレビジョン本社ビル(於:台場)22階「フォーラム」において募集開始記念イベントを実施する。午後7時からのメイン・セッションでは、小野寺五典外務副大臣、ハンガリー出身で数学者のピーター・フランクル氏、フジテレビ幹部、中・東欧4か国の在京大使館関係者などが参加して、草の根レベルの国際交流の意義や海外における日本のポップカルチャー人気などについてパネル・ディスカッションを行う予定である。外務省としては、本プログラムに多くの方々が関心を持ち、志のある方が幅広く応募されることを期待している。