(参考)ブータン選挙概要
(1)ブータンは、ワンチュク家が代々治める君主国であるが、現在、本格的な議会制民主主義への移行期にあり、ブータンで初めてとなる全国規模での総選挙が上院議員選挙と下院議員選挙の2回に分けて実施される(上院議員選挙は昨年12月31日に実施済み)。
(2)下院議員選挙には、ブータン調和党(DPT:Druk Phuensum Tshogpa)と国民民主党(PDP:People's Democratic Party)の2つの政党から候補者が出馬しており、47名の議員が選出される予定。
(3)日本政府は、ブータンにおける総選挙の公正かつ円滑な実施を支援するためにUNDPを通じて、(1)遠隔地において選挙関連情報を有権者に伝達するためのTVセット等の設置、(2)選挙管理委員会スタッフの選挙実務研修、(3)仮設投票所の設置・オフィス機材の導入、(4)選挙・民主主義に関する番組作成・放映等、約107万ドルの緊急無償支援を実施済み。