報道発表

ブータン下院議員選挙への選挙監視団派遣について

平成20年3月19日
  1. 日本国政府は、3月24日(月曜日)に予定されるブータン下院議員選挙の公正な実施を支援するため、山田滝雄在インド日本大使館(ブータン管轄)政務担当公使を団長とする3名から成る選挙監視団を3月21日(金曜日)から26日(水曜日)まで派遣することを決定した。
  2. 今般の監視団は、派遣期間中、投票・開票状況の監視活動を行うほか、ブータン選挙管理委員長、ブータン外務省高官等との会談、他の選挙監視団との意見・情報交換等を行う。
  3. 今般の選挙監視団の派遣は、ブータン政府が関心を有する国からの選挙監視団の受け入れを表明していることを受けて、我が国としてもブータンにおける議会制民主主義への移行を支援すべく行うものである。

(参考)ブータン選挙概要

(1)ブータンは、ワンチュク家が代々治める君主国であるが、現在、本格的な議会制民主主義への移行期にあり、ブータンで初めてとなる全国規模での総選挙が上院議員選挙と下院議員選挙の2回に分けて実施される(上院議員選挙は昨年12月31日に実施済み)。

(2)下院議員選挙には、ブータン調和党(DPT:Druk Phuensum Tshogpa)と国民民主党(PDP:People's Democratic Party)の2つの政党から候補者が出馬しており、47名の議員が選出される予定。

(3)日本政府は、ブータンにおける総選挙の公正かつ円滑な実施を支援するためにUNDPを通じて、(1)遠隔地において選挙関連情報を有権者に伝達するためのTVセット等の設置、(2)選挙管理委員会スタッフの選挙実務研修、(3)仮設投票所の設置・オフィス機材の導入、(4)選挙・民主主義に関する番組作成・放映等、約107万ドルの緊急無償支援を実施済み。

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