
我が国核軍縮決議案の第63回国連総会第一委員会での採択について
平成20年10月29日
- 日本時間10月29日(水曜日)(米国時間28日)、第63回国連総会第一委員会において、我が国が提出した核軍縮決議案「核兵器の全面的廃絶に向けた新たな決意」が、賛成163、反対4(米国、印、北朝鮮、イスラエル)、棄権6の圧倒的賛成多数で採択された。
- 本年の決議は、北海道洞爺湖サミットの成果を踏まえ「すべての核兵器国に対し、透明性のある方法で核兵器の削減を実施することを要請」するとの文言を盛り込み、これに3つの核兵器国(英、仏、ロ)を含む幅広い支持を得ることができた。
- 日本国としては、唯一の被爆国として、核兵器のない平和で安全な世界の実現を現実的かつ漸進的な取組を通じて目指すとの基本的な考え方に則って、今次国連総会決議に示された日本国の考え方が、更に幅広い理解と支持を得られるよう努力していきたい。
- 今後、同決議案は、国連総会本会議において、12月初旬に票決に付される予定である。