報道発表

日露電話外相会談

平成19年8月31日
  1. 冒頭町村大臣より、就任の挨拶を行い、ラヴロフ外務大臣から早速祝辞が届いたことに謝意を表明するとともに、就任直後の記者会見でも述べたとおり、ロシアとの関係を重視している、ラヴロフ外務大臣と協力していきたい旨述べた(双方とも、ノブ、セルゲイとお互いのファースト・ネームで呼び合っていた。)。
  2. 町村大臣より、2003年の「日露行動計画」が順調に発展してきていることをうれしく思う、領土問題については、ラヴロフ大臣との話し合いの中で互いに受入可能な解決策を見出す努力を続けていきたい旨述べた。
  3. これに対し、ラヴロフ外務大臣は、概要次のとおり述べた。
    最近の両国関係が肯定的に発展しているとの評価を共有する。双方の努力の結果、実務分野で肯定的な進展が見られる。ハイレベルの政治対話が活発に行われており、次官級の戦略対話を続けていくことも重要である。ハイリゲンダムで安倍総理より打ち出された「極東・東シベリア・イニシアティブ」を露側として重視している。平和条約問題については、建設的な雰囲気の下で話合いが行われていることを評価している。プーチン大統領が一度ならず述べているとおり、ロシア側としてこの問題の解決を凍結するつもりはない。
  4. さらに町村大臣から、来週シドニーで安倍総理とプーチン大統領との間で良い成果が上がるよう期待している、その上で、ラヴロフ大臣をお迎えして日露外相会談で首脳会談の良いフォローアップを行えるよう期待している旨述べたのに対し、ラヴロフ大臣からも、全力を尽くしたい旨の発言があった。
  5. 最後に、両大臣がシドニーでの再会を約して電話会談を了した。
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