報道発表

国際刑事裁判所(ICC)裁判官補欠選挙への齋賀富美子(さいが ふみこ)人権担当大使・国連女子差別撤廃委員会員の候補者指名について

平成19年7月6日

  1. 7日6日の閣議において、麻生太郎外務大臣より、本年12月に行われるICC裁判官補欠選挙の候補者として、我が国の人権・ジェンダー問題の第一人者である齋賀富美子人権担当大使・国連女子差別撤廃委員会委員を指名する旨発言を行った。
  2. ICCは、集団殺害(ジェノサイド)犯罪や人道に対する犯罪等の「国際社会全体の関心事である最も重大な犯罪」を犯した個人を国際法に基づき訴追・処罰するために2002年に発足した史上初の常設国際刑事法廷であり、我が国は、本年10月にICCの正式な締約国となる予定である。我が国は、裁判官をはじめとする日本人職員をなるべく多く輩出し、人的貢献も通じてICCの活動を積極的に支持していく考えである。
  3. 我が国のICC加盟直後に我が国出身者がICC裁判官に選出されれば、国際刑事法・人道法の発展に対する我が国の主体的な取組を目に見える形で強力にアピールでき、我が国が掲げる「価値の外交」の一環である国際社会における「法の支配」の推進に寄与するものと考えている。

    (参考)齋賀大使略歴/ICC裁判官一覧表/ICC概要

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