6月7日19時30分から20時15分頃まで、麻生外務大臣は、飯倉公館において、来日中のパブリクス・ラトビア外務大臣との間で会談を行ったところ、概要以下のとおり。
1.冒頭、麻生大臣より、パブリクス外相の昨年に続く訪日を歓迎し、先般の天皇皇后両陛下の御訪問の成功に触れ、ラトビアの協力に謝意を述べた。
2.これに対し、パブリクス外相より、ラトビアは日本との二国間関係の更なる強化を希望しており、「バルト3国+日本」の外相が一同に会し協議する場を設けたい旨述べたのに対し、麻生大臣より、「自由と繁栄の弧」を広げるとの方針に従ってバルト3国との関係を強化することは重要である旨述べ、両国は、エストニア及びリトアニアと共に、バルト3国と日本との間での外相会議を開催することとし、今後調整することで一致した。
3.また、パブリクス外相より、日本の2008年の国連安保理非常任理事国選挙への立候補について、ラトビアとして日本を支持する旨述べたのに対し、麻生大臣より謝意を表明するとともに、我が国は安保理改革の早期実現及び常任理事国入りを目指す考えである旨述べ、両者は引き続き国連の場での協力関係を進めていくことで一致した。
4.その他、両大臣は、両国の隣国であるロシアとの関係について意見交換するとともに、北朝鮮、中国等の国際情勢についても幅広く意見交換を行った。