
カムチャッカ半島周辺における我が国漁船の拿捕について
平成19年6月5日
- 6月5日、我が国関係漁業者より水産庁及び海上保安庁に対し、カムチャッカ半島東方のロシア連邦の200海里水域においてロシア国境警備局の警備艇により拿捕され、ペトロパヴロフスク・カムチャツキー港に向けて連行中であった我が国漁船「第88豊進丸」が、日本時間5日19時50分、ペトロパヴロフスク・カムチャツキー港のある湾内に到着した旨の連絡があった。
- 湾内到着後、在ウラジオストク総領事館が「第88豊進丸」に確認したところによれば、乗組員17名全員の健康状態に問題はないとのことである。
- また、外務省は5日、情報収集、乗組員との面会及びロシア側現地当局との調整に当たらせるため、在ウラジオストク総領事館館員をペトロパヴロフスク・カムチャツキーに派遣した。
(参考)
(1)「第88豊進丸」は、富山県の株式会社「池田水産」所有のさけ・ます流し網漁船(173トン、乗組員17名)。
(2)当該漁船は、1984年の日ソ地先沖合漁業協定に基づき、ロシア連邦の200海里水域内においてロシア系さけ・ますの操業を行っていたもの。