
我が国漁船「第38瑞祥(ずいしょう)丸」の拿捕事件
平成19年5月28日
- 1月21日に国後島沖で発生した我が国漁船「第38瑞祥丸」の拿捕事件に関し、5月28日午前8時、国後島古釜布沖に停泊していた四島交流の船舶「ロサルゴサ」号の船上において、四島交流訪問団に同行していた外務省職員は、現地国境警備隊の代表者から、拘束されていた川端隆(かわばた たかし)船長の引渡しを受けた。
- 「ロサルゴサ」号は、川端船長を乗せて、28日午前8時30分、国後島古釜布沖を出航し、同日午後1時頃、根室港に到着する予定である。
- なお、船体については、これまでの累次にわたる日本側の求めにもかかわらず、また、船長の引取りに際し、外務省職員より現地国境警備隊の代表者に対し求めたにもかかわらず、残念ながら返還には至っていない。船体については、政府として引き続き返還を求めていく考えである。