
日・ブルガリア外相会談について
平成19年11月6日
- 6日(火曜日)午後7時より午後9時まで、高村外務大臣は、訪日中のカルフィン・ブルガリア共和国副首相兼外務大臣と飯倉公館において会談及び夕食会を行い、二国間関係及び国際情勢につき意見を交換した。
- 会談では冒頭に高村大臣より、本年1月にEU加盟を果たすとともに、7月にブルガリア人看護師のリビアからの帰国を実現したブルガリアの外交努力の成果に対する祝意が述べられた。
- 高村大臣より、ブルガリアにおける青年海外協力隊による事業が終了した後も、ブルガリアにおける日本語教育を引き続き支援していくことを重視しており、現在、そのような支援を行っていく方向で検討しているところである旨述べた。
- また、両国の外交官交流の開始について合意されるとともに、2009年の日・ブルガリア国交回復50周年及び日本ドナウ交流年に向け、二国間関係を一層緊密化していくことで意見が一致した。カルフィン副首相兼外務大臣より、両国間の経済関係の活発化に対する希望が表明され、高村大臣より、観光増進を目的として来年2月に東京で開催予定の「南東欧観光振興ワークショップ」へのブルガリア政府観光当局関係者の招待が行われた。
- カルフィン副首相兼外務大臣より我が国の国連安保理常任理事国入り及び安保理改革への取り組みに対する支持と協力の意向が表明された。
- この他、コソボ情勢、ロシア情勢、東アジア情勢等の国際情勢に関し、意見が交わされた。