
日・ノルウェー外相会談について
平成19年10月25日
- 高村大臣より、日本とノルウェーの二国間関係について、2005年に国交樹立100周年を迎えた両国関係は大変良好であり、今後も様々な分野で協力していきたい旨述べたのに対し、ストーレ外相より、二国間関係はもとより、気候変動問題、WTO、国際紛争など様々な国際的課題について日本と協力していきたい旨述べた。
- 高村大臣より、日本は明年のG8議長国として、環境・気候変動問題や開発・アフリカ問題等にも取り組んで行く旨説明したのに対し、ストーレ外相より、気候変動問題については、バリにおける気候変動枠組条約締約国会合を成功させることが重要であること、途上国が広く参加していく枠組みを作ることが不可欠であること、ノルウェーとしては、そのために技術開発の面も含めて日本と協力していきたい旨表明した。
- 両外相は、クラスター弾の不発弾等による人道上の懸念と対応の必要性について認識を共有した。この関連で、ストーレ外相は、オスロ・プロセスへの日本の積極的関与への期待を表明し、高村大臣は、日本は、主要な生産国等が参加するCCWのプロセスを重視している、ノルウェーとも協力していきたい旨応じた。
- この他、両大臣は、中東和平、スリランカ和平、スーダン・ダルフール問題、ミャンマー問題などの現下の情勢について意見交換し、これらの国際的問題について協力して取り組んでいくことで一致した。