
フラスキーリョ・ポルトガル・日本友好議員連盟会長による山根外務副大臣表敬
平成24年9月26日
本26日(水曜日),山根隆治外務副大臣は,外務省の招へいで来日中のミゲル・フラスキーリョ・ポルトガル日本友好議員連盟会長(Mr. Miguel Frasquilho, President of the Parliamentary Friendship Group, Portugal-Japan)の表敬訪問を受け,二国間関係,欧州債務危機,日EU経済連携協定(EPA)等について意見交換を行ったところ,概要は以下のとおりです。
- 冒頭,山根副大臣は,フラスキーリョ会長の来日を歓迎し,東日本大震災の際のポルトガルからの温かい支援に対し改めて謝意を表明しました。フラスキーリョ会長からは,来年(2013年)のポルトガル人の種子島漂着を契機とした両国交流470周年目の機会を捉え,日・ポルトガル関係を一層強化していきたい旨述べました。
- フラスキーリョ会長から,EU,国際通貨基金(IMF)からの金融支援の条件であるトロイカ合意の履行を通じたポルトガルによる財政危機克服に向けた取組と決意について説明があったのに対し,山根副大臣からは,欧州債務危機に関し,欧州金融安定ファシリティ(EFSF)債の購入やIMF資金基盤強化への我が国の貢献を説明し,欧州経済の安定化への期待を述べました。
- 山根副大臣からは,日EU・EPAの早期交渉開始に向けたポルトガルの更なる協力を求めたところ,フラスキーリョ会長からは,EPAは,ポルトガル,EU,日本にとり有益であり,積極的に支持する旨述べました。