報道発表

日仏外相会談

平成24年7月7日
(写真)日仏外相会談-1 (写真)日仏外相会談-2




 本7日(土曜日)午後5時20分から約35分間,玄葉光一郎外務大臣は,来日中のローラン・ファビウス・フランス外務大臣(H.E. Mr. Laurent FABIUS, Minister of Foreign Affairs of the French Republic)との間で外相会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭・二国間関係
     玄葉外務大臣より,アフガニスタンに関する東京会合への参加のための訪日を歓迎するとともに,「特別なパートナー関係」構築のための協力を目に見える形で実現したい旨述べ、そのためにオランド大統領の訪日に向けて今後5年程度を見据え,日仏間のパートナーシップ及び協力に関する成果を出せるよう準備することを提案したい旨述べました。これに対し,ファビウス外相は賛同し,そのためにも外相戦略対話のために玄葉大臣を年内にパリにお迎えしたい旨述べました。また,ファビウス外相より,日本との防衛装備品の共同開発,環境・エネルギー分野及び観光等での協力強化に対し強い期待が表明されました。
  2. 日EU経済連携協定(EPA)
     玄葉大臣より,EPAはオランド政権が重視する経済成長と雇用拡大にも貢献するので,仏政府が交渉開始につき大局的見地から政治的決断を下すよう求めました。
     これに対しファビウス外相は,EPAについては非関税措置や政府調達について日本側から前進が示されるよう期待する旨述べたので,玄葉外務大臣より,更なる取組は交渉の中でこそ可能である旨応じました。
  3. 地域情勢
     玄葉大臣より,翌日のアフガニスタン東京会合について議長としての考えを説明し,ファビウス外相から支援について強い政治的意思が示されるよう期待を表明しました。また,イラン問題について意見交換し,今後緊密に連携していくことで一致しました。
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