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本22日(水曜日)午後4時から約40分間,玄葉光一郎外務大臣は来日中のローラン・ファビウス・フランス元首相(Mr. Laurent Fabius, Former Prime Minister of the French Republic)による表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです。
1.日仏関係
玄葉外務大臣より,震災・原発事故以来のフランスからの協力に謝意を表明するとともに,日本とフランスは基本的価値を共有するパートナーであり,今後もエネルギー分野等を中心に両国関係の潜在性を一層開拓したい,地域・国際問題についても連携・協力していきたい旨述べました。
これに対し,ファビウス元首相は,震災後の日本の取組に敬意を表する旨述べると共に,日本とフランスは多くの点で価値観を共有しており,フランスとしても既に良好な日本との関係を一層強化することが重要である旨述べました。
2.欧州経済,日EU・EPA
玄葉外務大臣より,欧州債務危機に対する我が国の支援について説明しました。また,我が国はTPPで一歩前進しており,日中韓投資協定交渉も進めたい旨発言しつつ,日EU・EPAは日欧及び日仏経済関係をともに強化する上で重要であり,日EU・EPAの交渉開始・締結に向けたフランスからの支持を要請しました。
これに対しファビウス元首相は,我が国の支援への謝意を表明しつつ,現下の欧州経済に対する見方を述べるとともに,日EU・EPAについても開かれた形で前向きに検討する旨述べました。
3.地域情勢
その他,東アジア情勢,シカゴNATOサミット及び東京会合に向けた日仏協力を含むアフガニスタン情勢,イラン情勢等の地域情勢についても意見交換が行われました。