
原子力安全に関する福島閣僚会議の本邦開催
平成24年2月17日
- 我が国は,本年12月15日から17日まで,国際原子力機関(IAEA)との共催で,「原子力安全に関する福島閣僚会議」を福島県において開催します。
- 本閣僚会議は,国際的な原子力安全の強化に貢献することを主な目的としています。本会議は,東京電力福島原子力発電所事故から得られた更なる知見及び教訓を国際社会と共有し,更に透明性を高め,そして,国際原子力機関(IAEA)行動計画の実施を含む原子力安全の強化に関する国際社会の様々な取組の進捗状況を議論する機会となります。
(参考)本会議の概要
- 昨年3月の東京電力福島原子力発電所事故以降,我が国は,国際的な原子力安全の向上に資するため,同事故から得られる経験・教訓を国際社会と共有することが我が国の責務である旨を表明し、昨年6月及び9月にそれぞれ同事故に関する報告をIAEAに提出する等の努力を行ってきた。
- このような観点から,昨年5月のG8サミットにおいて菅総理(当時)が,また,昨年9月の原子力安全及び核セキュリティに関する国連ハイレベル会合において野田総理が、それぞれ本件会議の本邦開催を表明した。
- 今回の原子力発電所事故を受けて,国際的にも原子力安全に係る取組が進められている。昨年6月には,IAEAは,原子力安全に関する閣僚会議を開催し,閣僚宣言を採択した。そして,同年9月の総会で,原子力安全に関する行動計画が確定され,右行動計画に基づく種々の措置が講ぜられている。
- これらを踏まえて,IAEAとの共催の下,原子力安全に関する福島閣僚会議を,本年12月15日から17日まで福島県において開催することとしたもの。
- 本件会議への参加国については,今後IAEAとも調整することとなるが,現時点では,IAEA加盟国(152カ国)及び原子力安全に関係する国際機関等に対する参加呼びかけを検討している。