本9日午後5時25分から約30分間,榛葉外務副大臣は,来日中のラッシーナ・ゼルボ包括的核実験禁止条約機関(CTBTO)準備委員会国際データセンター局長の表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです。
1.冒頭,榛葉副大臣から,10月23日のCTBTO準備委員会事務局長選挙でのゼルボ局長の当選への祝意を表した上で,CTBTの早期発効は,「核兵器のない世界」を実現するための最も重要で実践的な第一歩であり,CTBTO準備委員会事務局長として,発効促進及び検証制度の整備に取り組んでいくことを期待する旨述べました。
2.また,榛葉副大臣より,CTBTの検証制度の整備を支持しており,引き続き準備委員会の活動に対する協力を継続する旨述べました。これに対しゼルボ局長より,日本が果たす役割に対する謝意が表明されました。
3.さらに,榛葉副大臣より,我が国はCTBTの早期発効を重視する立場から,発効要件国に対し政務レベルで随時働きかけを実施しており,今後も粘り強く働きかけていく考えを示し,オバマ大統領の再選を受けて米国による早期批准を期待する旨述べました。これに対しゼルボ局長より,オバマ大統領再選に伴うモメンタムの高まりを活かし,発効要件国に対して信頼醸成をはじめとする批准に向けた取組を積極的に進めていくべきである旨述べました。