報道発表

インツコ・ボスニア・ヘルツェゴビナ上級代表による徳永外務大臣政務官表敬

平成23年8月24日

 8月23日(火曜日)午後4時50分から約30分間,徳永久志外務大臣政務官は,来日中のヴァレンティン・インツコ・ボスニア・ヘルツェゴビナ上級代表 (Dr. Valentin Inzko,High Representative for Bosnia and Herzegovina)の表敬を受けたところ,概要以下のとおりです。

  1. 冒頭,徳永外務大臣政務官から,インツコ上級代表及びボスニア・ヘルツェゴビナ上級代表事務所が,紛争後のボスニア・ヘルツェゴビナの国造りに果たしてきた役割を評価する旨述べました。また,我が国の厳しい財政状況の中で行ってきた同事務所への支援や,2010年に行われた徳永外務大臣政務官とアルカライ・ボスニア・ヘルツェゴビナ外務大臣との会談を含め,我が国が行ってきたボスニア・ヘルツェゴビナの安定に向けた取組みを紹介しました。
  2. インツコ上級代表からは,東日本大震災に対する見舞いの意が述べられました。また,上級代表事務所発足当初から現在に至るまでの日本の貢献は,政治面でも財政面でもきわめて大きいとして,深い感謝の意が表されました。その上で,ボスニア・ヘルツェゴビナの現状を踏まえれば,上級代表事務所の果たす役割は依然重要である,業務を効率化しつつ,早期に任務を完了させる意欲を持って取り組むとして,引き続き日本の支持を求める旨述べました。
  3. これに対し徳永外務大臣政務官からも,上級代表事務所を有効に機能させつつ,ボスニア・ヘルツェゴビナの真の自立に向けた見通しが示せるよう,上級代表の一層の尽力を求め,引き続き協力していきたい旨を述べました。
  4. このほか,インツコ上級代表からボスニア・ヘルツェゴビナ情勢についての説明がなされ,意見交換を行いました。

 (注)ボスニア・ヘルツェゴビナ上級代表
  紛争後のボスニア・ヘルツェゴビナにおいて,1995年のデイトン和平合意の民政面における履行を監視等するために,同和平合意により設置。その活動を支える事務組織として上級代表事務所がサラエボに存在)。

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