
オーストリアにおける対日世論調査(結果概要)
平成23年6月9日
平成23年2月2日(水曜日)から28日(月曜日)まで,外務省は,オーストリア民間調査機関会社に委託して,オーストリアにおける対日世論調査を行いました(誤差は±3.1%。)。
- 主要な調査項目
●本件調査においては,対日関心が中程度以上あると回答した者が56%,「余りない」あるいは「全くない」と回答した者は43%でした。
●日本は信頼できる国であると考えますか,との質問には70%が「信頼できる」,9%が「信頼できない」と回答しました。また,オーストリアにとって日本との友好関係は重要か、との質問に対しては,77%が「絶対に重要」もしくは「重要」と回答,「重要でない」もしくは「全く重要でない」と答えたのは14%でした。
●日本が経済力に相応しい国際的役割を果たしているかとの質問には,61%が「果たしている」,13%が「果たしていない」と回答しました。
●日本が捕鯨を行っていることについて,82%が「反対」と回答,「賛成」もしくは「やむを得ない」と回答したのが計7%でした。
- その他の調査項目
●日本への関心分野については「文化・芸術(50%)」,「科学技術(43%)」,「日本食(37%)」,「歴史(36%)」が上位を占め,文化・芸術面の中では,盆栽(38%),相撲・武道(空手,柔道,剣道)(28%),生け花(26%)に関心があるとの回答でした。
●訪日経験については,80%が訪日経験無しとし,その理由については旅行代金の高さ(58%)を挙げる者が最も多くいました。
●日本人の良い側面として,「勤勉(86%)」,「伝統・文化を大切にする(71%)」,「創造性がある(40%)」が上位を占めました。
●東アジアでの最も重要なパートナーはとの質問に対し,「日本」と回答したのが23%であったのに対し,「中国」と回答したのが56%でした。
●両国間で協力関係を強化すべき分野は「科学技術」がトップで,以下「貿易・投資」,「観光」,「文化・人物交流」と続きました。
●日本が指導的役割を果たすべき分野としては,「科学技術の発展(78%)」,「地球環境保全(69%)」,「文化交流(65%)」,「発展途上国への援助供与(57%)」の順に高い回答でした。
●日本が国連安保理常任理事国になるべきかについては,「思う」が50%,「思わない」が19%でした。
【参考】16歳以上のオーストリア国民1,012名を対象に電話インタビュー方式で実施。なお,外務省の委託によるオーストリアにおける対日世論調査は今回が初めての実施。
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