
メキシコにおける対日世論調査(結果概要)
平成23年6月9日
平成23年3月3日(木曜日)から11日(金曜日),外務省は,メキシコの民間調査機関会社に委託して,メキシコにおける対日世論調査を行いました(調査結果の信頼度は95%,誤差は±2.5%)。
- 主要な調査項目
●日本との関係については,56.5%が現在の日墨関係を「非常に良好」又は「良好」と回答し,「悪い」又は「非常に悪い」は2.8%にとどまりました。また, 両国間で協力関係を強化すべき分野は,貿易・投資(44.5%),外交・安保(25.9%),科学技術(13.2%)が上位を占めました。
●最も信頼出来る国としては,米国(35.7%),カナダ(10.2%)に次いで,日本(9.9%),最も親近感を感じる国としては,米国(62.7%),スペイン(41.0%),カナダ(39.6%)に次ぎ,日本(25.9%)があげられました。
●アジアにおける最も重要なパートナーとしては,日本(34.3%)をあげる者が最も多く,中国(27.7%),韓国(6.6%)が続いています。また,貿易や投資を増大するべきアジアの国・地域としても, 日本(35.0%),中国(27.8%),韓国(7.6%)の順で評価されました。
●日本への関心分野については「科学技術(52.4%)」,「文化・芸術(48.5%)」,「歴史(28.1%)」が上位を占め, 文化・芸術面の中では, 日本食(44.1%), 美術(絵画,工芸)(41.4%), 相撲・武道(空手,柔道,剣道他)(35.3%), 盆栽(31.1%)に関心があるとの回答でした。
●日本人に関するイメージについては,「創造性がある」(76.7%),「リーダーシップがある」(45.1%)と肯定的なイメージが続く一方,「理解困難である」(26.9%)が3位となりました。
●日本が指導的役割を果たすべき分野としては,「科学技術の発展(25.0%)」,「世界経済の発展(23.8%)」,「世界平和の維持(18.0%)」,「発展途上国への支援(13.0%)」の順に高い回答でした。
- その他の調査項目
●訪日経験については,4.6%にとどまるものの,アジア諸国の訪問経験国の中ではトップであり,日本に「是非行きたい」との回答が44.8%,「機会があれば行きたい」との回答が19.7%と,潜在的な観光需要が高いことが分かりました。
●日本語学習については,既に1.3%が勉強しており,「是非勉強したい」と回答したのが23.1%,「機会があれば勉強したい」が17.6%と,日本語への関心が高いことが分かりました。また,日本語を勉強する動機としては,「日本の文化が好きだから」(40.8%),「仕事に有利だから」(31.2%),「日本に行きたいから」(13.8%)が上位を占めました。
●2009年及び2010年の「日メキシコ交流400周年」は14.0%が知っていると答えました。また,約400年前ガレオン船の難破でメキシコ人業務員が救出された史実は9.7%の人が知っていると答えました。
【参考】18歳以上のメキシコ国民1,500名を対象に面接方式で実施。なお,外務省の委託によるメキシコにおける対日世論調査は今回が初めての実施。
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