
第2回「GUAM+日本」外相級会合の開催
平成23年12月8日
12月7日(水曜日)(現地時間同日),欧州安全保障機構(OSCE)外相理事会開催に際して,同理事会に出席する飯村豊政府代表と民主主義・経済発展のための機構(GUAM)各国の外務大臣及び同事務局長との間で,第2回「GUAM+日本」外相級会合が開催されたところ,概要は以下のとおりです。
- 概要
(1)民主主義と市場経済の下での繁栄を目指すGUAMと我が国の関係につき,緊密な対話と現実的・実質的な協力を柱として今後も発展させていくことを確認しました。
(2)GUAM側より,ワークショップという形でのこれまでの日本の協力につき謝意が述べられ,2012年1月に東京で開催する予定である「GUAM+日本」エネルギー・ワークショップについての期待が表明されました。また,観光振興,運輸などの協力分野について話し合われました。
(3)今後「GUAM+日本」の更なる発展のため,政治的対話を緊密化するとともに,GUAM加盟国各国の経済発展計画に基づき,日本との中期的協力計画策定を議論していくことになりました。
- 参加者
(1)日本側代表
飯村豊政府代表
(2)GUAM側代表
モルドバ(議長国):イウリエ・レアンカ外相(H.E.Mr. Iurie LEANCA, Deputy Prime Minister and Minister for Foreign Affairs and European Integration of Republic of Moldova)
グルジア:グリゴル・ヴァシャッゼ外相(H.E.Mr. Grigol VASHADZE, Minister for Foreign Affairs of Georgia)
アゼルバイジャン:エルマル・メメディヤロフ外相(H. E. Mr. Elmar MAMMADYAROV, Minister for Foreign Affairs of the Republic of Azerbaijan)
ウクライナ:ヴァレリ・ジョフテンコ駐リトアニア大使(H.E.Mr. Valeri ZHOVTENKO, Ambassador of Ukraine in the Republic of Lithuania)
GUAM事務局:ヴァレリ・チェチェラシヴィリ事務局長(H.E.Mr. Valeri CHECHELASHVILI, GUAM Secretary General)
(参考1)「民主主義・経済発展のための機構―GUAM」
民主化の促進と市場経済による経済発展を共通の目標とする4か国(グルジア,ウクライナ,アゼルバイジャン,モルドバ)によって,1997年に創設された対話と協力のための地域フォーラム(機構名GUAMは加盟国名の頭文字をとったもの)。2006年に地域機構となり,事務局はウクライナの首都キエフに設置。
(参考2)「GUAM+日本」会合
2007年6月,アゼルバイジャンの首都バクーにおけるGUAMサミットの際に,初めての「GUAM+日本」会合を実施。外相級会合としては,第1回を2008年12月にOSCE外相級会合(於:ヘルシンキ)において行なっている。