報道発表

日・コソボ外相会談

平成23年12月5日
(写真)日・コソボ外相会談-1 (写真)日・コソボ外相会談-2




 本5日(月曜日)午後4時40分から約40分間,玄葉光一郎外務大臣は,来日中のエンベル・ホジャイ・コソボ共和国外務大臣(H.E.Mr.Enver HOXHAJ, Minister of Foreign Affairs of the Republic of Kosovo)と会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭
     両外相は,コソボからの初の閣僚の来日は喜ばしいとの認識を確認しました。また,玄葉大臣より,東日本大震災に際してのコソボからのお見舞いに感謝する,日本の復興の現状をコソボ国民にお伝え頂きたい旨述べたのに対し,ホジャイ大臣より,大震災について改めてお悔やみ申し上げる旨述べました。
  2. 二国間関係
     玄葉大臣より,西バルカン地域全体の安定と発展への貢献も念頭に,日本としては今後とも人材育成や環境分野でのコソボへの支援を検討していく旨述べたのに対し,ホジャイ大臣より,これまでの日本の様々な支援に謝意表明がありました。
    また,玄葉大臣より,経済関係の活発化を念頭に来年度からコソボへ特恵関税制度を適用する見込みである旨伝達したのに対し,ホジャイ大臣より,これに謝意を表明した上で,コソボの豊富な鉱物資源にも言及しつつ,日本からの投資に対する期待を述べました。
  3. 西バルカン情勢
     玄葉大臣より,コソボ北部情勢には依然不安定な面もあり,セルビアとの対話を進めるよう期待を表明したのに対し,ホジャイ大臣より,セルビアは隣国であり正常な関係を持つべく努めている旨述べつつ,3月から開始されたセルビアとの対話の現状について説明がありました。また,玄葉大臣より,最近相次いでいる西バルカン諸国からのハイレベルの来日に言及しつつ,我が国はこの地域に今後も関心を持っていく旨述べました。
     また,玄葉大臣より,コソボがEU加盟を目指して改革努力に努めていることを評価したのに対し,ホジャイ大臣より,EU加盟を目指しEUの基準・価値に適合していくことを目指している旨述べました。
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