報道発表

日・アルバニア外相会談

平成23年11月21日
(写真)日・アルバニア外相会談の開催-1 (写真)日・アルバニア外相会談の開催-2




 本21日(月曜日)午後4時30分前から約30分間,玄葉光一郎外務大臣は,来日中のエドモンド・ハジナスト・アルバニア共和国副首相兼外務大臣(H.E.Mr. Edmond HAXHINASTO, Deputy Prime Minister and Minister of Foreign Affairs of the Republic of Albania)と会談を行い,二国間関係,国際場裡における協力及び地域・国際情勢について意見交換を行ったところ,概要は以下のとおりです。

  1. 玄葉大臣より,日・アルバニア外交関係30周年にあたる本年のハジナスト副首相兼外相の初来日を歓迎しつつ,東日本大震災に対するアルバニアの支援に対し謝意を表しました。これに対して,ハジナスト大臣より,日本国民の震災への対応は世界に感銘を与えている旨応じました。
  2. ハジナスト大臣より,日本の経済協力に謝意を述べた上で,今後は日本からの民間投資を誘致したい,NATO加盟を果たしEU加盟を目指すアルバニアには投資先として潜在力がある旨述べました。これに対して,玄葉大臣より,進行中の経済協力案件をしっかりと実施し,また,内政を安定させることが投資につながる,アルバニアがEU加盟のために行う改革を評価する,アルバニアは鉱物資源及び観光資源の面で潜在力がある旨応じました。
  3. 玄葉大臣から,アルバニアは地域全体の安定にとって鍵となる国である旨述べたのに対し,ハジナスト大臣より,アルバニアを含め周辺国は,投資誘致のためにも,また,EU加盟の観点からも,統合に向かっている旨応じました。
  4. ハジナスト大臣より,アルバニアから日本への観光客を増加させる観点から査証免除を要望したのに対し,玄葉大臣より,段階を踏んで議論を進めていきたい旨応じました。
  5. 両大臣は,国連安保理改革及び北朝鮮の人権状況の改善の必要性で一致しました。この関連で,ハジナスト大臣より,国際法を遵守し,開発・平和の面で貢献している日本が国際社会で大きな役割を果たすことを支持する旨述べました。
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