報道発表

北方四島周辺水域における日本漁船の操業に関する協定に基づく協議の結果

平成23年10月14日
  1. 10月12日（水曜日）から14日（金曜日）まで，モスクワにおいて日本国政府とロシア連邦政府との間の海洋生物資源についての操業の分野における協力の若干の事項に関する協定（北方四島周辺水域における日本漁船の操業に関する協定）に基づく政府間協議が行われました。
  2. この協議には，日本側から上月豊久外務省欧州局参事官をはじめ，外務省，水産庁及び北海道庁の関係者が，ロシア側からラティポフ，ナイリ・マズグトヴィッチ外務省第三アジア局次長（Mr. LATYPOV Nail Mazgutovich, Deputy Director, Third Asian Department）他がそれぞれ出席しました。日ロ双方は，本協定に基づく2010年及び2011年における操業状況についてレビューを行った上で，協定第7条に従い，協定の効力が1年間延長されることを確認しました。
  3. また，同時期にモスクワにおいて開催されていた北海道水産会とロシア連邦漁業庁及びロシア連邦保安庁との間の民間交渉は，2012年の我が国漁船による漁獲量等の操業条件について妥結し，本14日（金曜日）に終了しました。
  4. 我が国漁船による2012年の漁獲量等の操業条件は次のとおりです。
（1）漁獲量（本年と同じ）
すけとうだら 955トン
ほっけ 777トン
たこ 216トン
その他 232トン

（2）漁期（本年と同じ）
すけとうだら刺し網漁業 1/1～3/15
ほっけ刺し網漁業 9/16～12/31
たこ空釣り漁業 1/1～1/31，10/16～12/31

（3）隻数（本年と同じ）
48隻

（4）協力金等
協力金 2，130万円　(本年と同じ)
機材供与 2，110万円　(本年と同じ)
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