
日スペイン外相会談(概要)
平成22年9月1日
本1日(水曜日),午後2時50分より3時30分まで,岡田克也外務大臣は,サパテロ・スペイン首相に同行して来日中のモラティノス・スペイン外務・協力大臣と外務省において会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭,岡田大臣より,先週のアフガニスタンにおけるスペイン関係者の死去に弔意を表し,モラティノス外相より謝意が表されました。
岡田大臣より,サパテロ首相とモラティノス外相の訪日を,スペインとの関係を,全ての側面で一段と高いレベルに引き上げる機会としたい旨述べ,これに対してモラティノス外相より二国間関係を更に強化し,国際社会の様々な課題につき対話・協力していきたい旨述べました。
- 岡田大臣より,日スペイン経済関係強化のため,日EU・EPAの締結,スペイン側におけるビジネス環境の整備,就中スペインにおける労働居住許可の迅速化,科学技術協力の推進の重要性について述べました。
それに対して,日EU・EPAについて,モラティノス外相より,スペインは市場開放の推進を重視しており,日EU・EPAについて好意的に検討していきたい旨述べました。
また,労働居住許可の迅速化については,モラティノス外相より,本件は承知しており,現状が変わるよう努力したい,早期にポジティブな回答を行いたい旨述べ,岡田大臣より謝意を表しました。
科学技術協力についても,モラティノス外相より,今回の科学技術協定の署名を契機に更に発展させていきたい旨述べました。
- その他,モラティノス外相より,日スペイン間で中南米,アフリカ,ミレニアム開発目標(MDG)など幅広い分野で対話を推進していくことの重要性が強調されました。