報道発表

「核不拡散・核軍縮に関する国際委員会」第5回会合開催

平成22年6月28日
  1. 7月3日(土曜日)から4日(日曜日)までの間,ウィーンにおいて,「核不拡散・核軍縮に関する国際委員会」第5回(最終)会合が,川口順子元外務大臣及びギャレス・エバンズ(The Hon. Gareth Evans AO)元豪外相を共同議長として開催されます。
  2. この委員会は,昨年12月に具体的な勧告等を含む報告書を完成させ,日豪両首脳に提示しました。その勧告の一部は,先般行われたNPT運用検討会議にも作業文書として提出されました。今次会合においては,NPT運用検討会議の結果についてのレビューを行い,報告書に対する反響を評価・分析し,報告書の勧告等を実際に実行していくための方途等について議論する予定です。
  3. また,本会合終了後の5日(月曜日)には,両共同議長による墺政府及び国際機関関係者との会談や国際原子力機関(IAEA)でのブリーフなどが予定されています。
  4. 本委員会の取組は,核兵器のない平和な世界に向けた道筋や,NPTを基礎とする国際的な核軍縮・不拡散体制の堅持・強化のための国際的な議論に貢献してきており,我が国政府としては,豪州政府とともに本件国際委員会の事務局として,その活動を支援しています。                        

(参考) 核不拡散・核軍縮に関する国際委員会(ICNND)

この国際委員会は,2008年7月の日豪首脳会談において,共同イニシアティブとして立ち上がり,昨年9月,鳩山総理(当時)とラッド豪首相間及び岡田外相とスミス豪外相間で,報告書を踏まえた更なる日豪間の協力が合意された。川口順子元外務大臣とギャレス・エバンズ元豪外相が共同議長として,核軍縮,核不拡散及び原子力の平和的利用につき議論し,昨年12月に具体的な勧告等を含む報告書が完成し,日豪両首脳に対し提示された。また,本年5月に開催されたNPT運用検討会議に対しても同報告書を提示した。この委員会は,これまで各4回の本会合(シドニー,ワシントン,モスクワ,広島)と地域会合(サンティアゴ,北京,カイロ,ニューデリー)が開催されている。

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