日EU外相協議
平成22年4月28日
本28日(水曜日)午後12時15分過ぎよりワーキングランチを含め約1時間半, 飯倉公館にて, 岡田克也外務大臣はアシュトン欧州連合外務・上級代表と日EU外相協議を行ったところ, 概要は以下のとおり。
- 岡田大臣から, 2010年は, 日・EU関係刷新の年, 我が国とEUは, 価値を共有するグローバルパートナーであり, 国際社会の諸課題の解決のためには, 日EUの協力が不可欠, より具体的で行動志向な日EU関係を構築していきたい旨述べた。
- また, 我が方からは, (1)日・EU関係の将来について検討するグループの設置、(2)日・EUでのアフガニスタン支援についての協力の検討, (3)経済関係の一層の強化のためにEUとの経済連携協定に向けた作業の開始, をEU側に提案した。
- それに対し, アシュトン上級代表から, 岡田大臣の発言を歓迎しつつ, 日EU関係強化のために様々な意見を踏まえつつ, 引き続き議論したい旨述べた。
- この他, 中国や北朝鮮を含む東アジアの安全保障問題, アフガニスタン支援, イランの核問題を含む核軍縮・不拡散, ミレニアム開発目標といった日・EU共通の国際的な課題についても意見交換を行った。